ベリーズやホンジュラスといった中米の国々に暮らすアフロ系の混血民族ガリフーナ人音楽家で結成されたアンディー・パラシオ&ザ・ガリフーナ・コレクティヴによる『ワティナ』(2007年)は、ワールド・ミュージック・ファンにカリブ海沿岸から新鮮な息吹と深い哀愁を伝えてくれました。けれど、08年にリーダーのアンディーが急死、グループはしばらく活動停止を余儀なくされてしま …
続きを読むベリーズやホンジュラスといった中米の国々に暮らすアフロ系の混血民族ガリフーナ人音楽家で結成されたアンディー・パラシオ&ザ・ガリフーナ・コレクティヴによる『ワティナ』(2007年)は、ワールド・ミュージック・ファンにカリブ海沿岸から新鮮な息吹と深い哀愁を伝えてくれました。けれど、08年にリーダーのアンディーが急死、グループはしばらく活動停止を余儀なくされてしま …
続きを読むこちらもやはり若手ディモーティカ(民謡系)女性歌手、の新作となります。これまでにアルバムがあったかどうかはわかりませんでしたが、>クセニア・ヴェーラ嬢の場末ノリとも、アレッティ嬢のピュアーさとも違って、ちょうどその中間ぐらいの感じでしょうか? 多くはトルコ伝来のチフテテリっぽい軽快なダンス・リズムが土着化した風のミディアム・アップな調子の曲を、クラリネット、 …
続きを読むこのジャケの様相からは思いもつかないディモーティカ(民謡系)の姉御肌 / 若手女性歌手、クセニア・ヴェーラの新作(3作目?)にして、しかもライヴ録音!クラリネット名人のマキス・チコスの楽団とともに、けっこう庶民的な展開?で迫ります。伸びやかなな声ですが、例えばアレッティ嬢のディモーティカの正反対の立場を主張しているような気がします。要するに演歌、場末の苦労人 …
続きを読む中欧の国チェコで生まれ、ニューヨークやスペインに渡って様々なラテン音楽を修得し、独自のスタイルを確立させたシンガー・ソングライターがこのマルタ・テプフェロヴァー/2002年にデビュー、これまでに発表してきた作品の多くはフォルクローレを基調とするシットリとした感触を聞かせていいましたが、本作ではなんとムラート系ラテン〜キューバンに挑戦。ダンサブルなソンやモント …
続きを読む90年代以降、大きな人気を持つギリシャ実力派男性歌手=ノーティス・スファキアナーキスの2005年暮れにリリースされた作です。年齢的には中堅ながら、その歌の表情に独特な奥行きのあるライカPOP路線で、ギリシャ国内でも一目置かれる存在となって久しい男性歌手です。書き下ろされた新曲17曲を収録した本作でも、正調ライカ調を中心に、ロマンティックな色気をふりまきつつ、 …
続きを読む1st☆MUSIQUE DES TZIGANES DE ROUMANIE 2nd☆HONOURABLE BRIGANDS, MAGIC HORSES AND EVIL EYE ルーマニアのブカレスト郊外のクレジャニ地方に代々住まったロマのミュージシャン集団=タラフ・ドゥ・ハイドゥークス、既に数回の来日で、かなり親しみ深い存在っとなっているとは思いますが、CD …
続きを読む☆ヤマンドゥ・コスタ / コンチネンチ 7弦ガットギターの名手、ヤマンドゥ・コスタの新作です。同じく7弦ギターの若手、アルトゥール・ボニーラとベースのグート・ヴィルッティとのトリオ編成で、テクニカル&リズミカルに細やかな弦インストを聞かせます。ヤマンドゥの故郷、ブラジル南部の伝承曲を弾いているとのことです。
続きを読むパリ在住のモロッコ出身女性シンガー、ソフィア・シャライのセカンド2011年作です。はじめ建築家を志しパリへ来たそうで、何軒か家も設計したそうですが、幼い頃からジャズに親しんでいたとのこと、ほどなくジャズ・クラブで唄うようになったそう。デビュー作は03年、クラブでのライヴCDでしたが、本作はエンゾ・エンゾのプロデューサーなども努めた夫君、マチアス・デュプレシの …
続きを読む1980~90年代にロス・バン・バン、アダルベルト・アルバレスと共に人気を分け合ったレベ・イ・ス・チャランゴン(オルケスタ・レベ)。人気以外でもフアン・フォルメルを始めとした名ディレクターを輩出し、キューバン・サルサのマナーの多くはこのオルケスタから出たと言われているほど重要な存在です。 本作は、レベの70年代の代表曲「SAMA(サマ)」収録の1974年の …
続きを読む〜来日記念盤となります!マリアナ・バラフはブエノス・アイレスのパーカッショニストにしてSSW。2002年のアルバム・デビューからフォルクローレをベースに、2000年以降のアルゼンチンの先進的な音楽ムーヴメントと協調しながら、アブストラクトなダンス・ビートを創り上げたり、前衛ジャズとの融合や音響的なアプローチなど、いわゆる“ネオ・フォルクローレ”の文脈の中で音 …
続きを読むギリシャ、ヴェテラン女性打楽器奏者(ダフやタール型の打楽器を中心にこなすようです)、カテリーナ・パパドプール(>こちらと同姓同名歌手ですが、別人です)がトルコのアナトリア系音楽家達と共演した意欲作~なるほどギリシャともアナトリアとも区別がつかない拍子を刻む弦&打楽器演奏を淡々と聞かせ、素晴らしい地中海音楽アンサンブルとなっています。そこに曲によりカテリーナは …
続きを読む男女混合バルカン・ユニット、AKSAKの2009年アルバム。こちらは20周年の6作目にして初めてのライブ録音盤です。バルカンにインスパイアされたイザベル(カバル、クラリネット、フルート他&作曲編曲)を中心に集まったという彼ら。彼女の管楽器を中心に、ヴァイオリン、クラリネット、コントラバス、ウード、パーカッションといったアンサンブルで伝統曲他、オリジナルの曲… …
続きを読む94年に発売が予定されながらも、中止となったアルバム『ソジィ』。長い沈黙を破り、世界に先駆けて、今、日本に登場。70〜80年代のフランスを象徴するゲンズブール、イジュラン、フェレら左翼系アーティストの名曲をサリフは堂々と歌いあげている。サリフ自ら名付けたアルバム・タイトル『ソジィ』とは仏語で「うりふたつ」という意味。黒人でありながら白人に見られるアルビノのサ …
続きを読む1 The Lion / Gaïende 5:34 2 Shakin’ The Tree 5:42 3 Kocc Barma 4:28 4 Bamako 4:19 5 The Truth 4:04 6 Old Tucson 5:03 7 Macoy 7:17 8 My Daughter (Sama Doom) 6:38 9 Bes 5:07 *特 …
続きを読む1.MORE CHANGE 2.YOU KNOW 3.LCL 4.OH NO 5.A LITTLE RAIN 6.5TH OF MAY feat.Tetsuya “”Weeping Willow”” Nakamura 7.DISPOSITION feat.Q-Unique 8.REBEL 9.UGLY feat …
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