1960年、コソボのトルコ系ムスリムの一家に生まれた女性歌手 / メイクアップ・アーティスト / 音楽酒場、というかクラブ“ベクリヤ”のオーナーだそう…で、なんだか凄いキャリアの持ち主ですが、トルコへやって来る前は、映画の世界で生きていたようで、ゴラン・ブレコヴィッチと仕事上のパートナーだったそうです。で、1985年以降~セゼン・アクスの専属メイ …
続きを読む1960年、コソボのトルコ系ムスリムの一家に生まれた女性歌手 / メイクアップ・アーティスト / 音楽酒場、というかクラブ“ベクリヤ”のオーナーだそう…で、なんだか凄いキャリアの持ち主ですが、トルコへやって来る前は、映画の世界で生きていたようで、ゴラン・ブレコヴィッチと仕事上のパートナーだったそうです。で、1985年以降~セゼン・アクスの専属メイ …
続きを読む女性歌手、ヤーディガル・アルタイ2012年の新作です。なんてったって、旧作はアマ◎ンでダウンロードできるくらいの大物です。セゼン・アクスだって、ア◎ゾンでダウンロードできないのに(2012年当時)、~というようなことはどーでもイイんですが…、現地では伝統音楽研究に携わる教育者でもあるそうですが、なんとも深い風合いを感じさせる歌い口を聞かせてくれま …
続きを読むカラン・レーベルから、78年生まれ、トルコ古典声楽女性歌手=ディレック・チュルカン2011年のファースト・ソロCDです。タンゴ~ハバネラ、そしてワルツなど、前世紀前半のトルコで、もてはやされもした遠い南のラテン音楽や、欧州の舞曲とのトルコ古典歌謡の交わりを瑞々しく歌い綴ってくれます。これはなかなか素晴らしい新人とお見受けしました。なにしろ、力を抜いた歌い方が …
続きを読むコレがデビュー!中東系ミクスチュアー/ブレイクビーツ系アーティストとして脚光を浴びた~在仏チュニジア人のウード奏者=スマッジや、こちら>新作が大評判のレバノン金管&木管奏者イブラヒム・マアルーフを迎えた意欲作~エレクトロニカ / ジャズ を地中海~ハルク~ジプシー&バルカン音楽とミックスし、新たなイスタンブールPOPを響かせようとしています。キュートに揺れる …
続きを読むいや~久々に男性歌手に惚れました!トルコではイブヒム・タトルセスと人気を二分する大スター、フェルハット・ギョチェルの昨年12月末にリリースされた作です。1970生まれというから今42歳(厄年ですな)~CDデビューは遅く05年ということで、本作がライヴ盤を入れて6作目?となります。デビュー作がいきなり大ヒットして、当方にも入荷しましたが、何となく、それからはず …
続きを読む★サミー・エル=マグリービ/ユダヤ・アラブ音楽の至宝 仏BUDAレーベルの快挙?マグレブのユダヤ系音楽シリーズ、まだまだ続いています。この新譜は、モロッコのアラブ=アンダルース音楽の流れを汲むユダヤ系自作自演男性歌手=サミィ・エル・マグレビ(1922-2008)のベストCD(1940-60年代録音集)です。ウードを弾き語り、モロッコにおけるポピュラー音楽と …
続きを読むモロッカン・シャアビの人気熟女歌手、ダウディア2012年の新作です。いつものように、何処を切ってもモロッコらしい、ヴァイオリンとダルブッカが効いた変拍子アップのベルベル系シャアビ・アルバム、かと思ったら、なんと、ライもあります。ややロマンティックなシャバービーっぽいバラードもあります。ベルベルらしいアクのあるメリスマ使い、この人らしいドスの効いた歌い口は変わ …
続きを読むジャラルかというかトイ・ストーリーか、ま、そういうルックスですが…、この人モアメド・アラウアは1980年生れのカビール現役バリバリのスター歌手です。その音楽は“ニュー・カビール・グルーヴ”とも呼ばれ、フランスのヒップホップ~R&B系のアーチストたちとも共演もするべルベル新傾向。本2枚組『ダブル・ベスト』の選曲も01年から12年までの8枚のアルバム …
続きを読むネイ界のザンフィルまたは宗次郎??2012年新作です。アラビック・フルート、ネイの響きを無拍子のソロで存分に楽しませてくれます。ネイ憂き世離れした?音色が、アラビックなメロディーを辿り、スーフィーの世界を垣間見せます。
続きを読む前作『サラセン』でベリーダンサーからも絶大な支持を獲得したジェフ・ストットによる4年振りの新作。前作と同じくアラブ~インド伝統音楽+エレクトロニカの融合を基本に、流行のダブベース~ダブの要素も濃く加味された先鋭的エキゾ・サウンドが満載。アラブ、ペルシャン、インド、中央アジアなど伝統音楽・楽器・歌唱をエレクトロニクスと見事に融和させた一大音絵巻です!カーシュ・ …
続きを読む「テュルリュ」、トルコ語で種類というような意味合いのタイトルのこのアルバム、心を奪う危険に満ちた音に充満しています。ハジュ・テキビレクはトルコ南部、シリア国境近くのアダナ生まれのネイ奏者。15歳でイスタンブールに上京し、トルコ伝統音楽を学び、すぐにゼキ・ミュレンやオルハン・ゲンジェバイなどの大スターと共演するトッププレイヤーに。1974年、トルコの打楽器奏者 …
続きを読むイスタンブールのアフルカプ地区で毎年5月5日に行われている豊年祭「ヒドレレズ祭り」。地元のジプシーの音楽家が路上の至る所で演奏し、朝まで盛り上がり、観光客は気づかぬうちに財布やパスポートなどを無くして朝を迎えているという楽しいお祭りです。その雰囲気を味わえるワイルドでアノニマスなジプシーたちによる路地のベリーダンス音楽集!
続きを読む日本でも人気のペルシアン・ゴス・フォークトロニカ・トリオ「ニヤーズ」の12年3RDアルバム。タイトル「スムード」はパレスチナのインティファーダの言葉で「不動」「不屈」を意味する。昨年の「アラブの春」が大きなテーマとなり、イラン、アフガニスタン、パレスチナ、クルドなどの古い民謡を題材に「スムード」の精神を謳う入魂の歌々。アザム・アリの妖艶なる歌声、ローガが奏で …
続きを読むコレは素晴らしい!永らくトルコ辺境のフォークロア研究に従事し、自らも黒海沿岸東部の生まれだという~元カルデシ・テュルクレルの女性歌手(38歳)=アイシェヌール・コリヴァーによる2枚組です。トルコ北東部からグルジアにかけての黒海沿岸に住む民族ラズの民謡ほか、黒海周縁の様々なフォークロアを、バルカン、或いはギリシャ音楽とも共通する手法で綴った大作です。実際に本作 …
続きを読む巨匠バレンボイムが指揮するウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団にも在籍していた、パレスティナ出身のラムジ・アブレドワン。幼少のころには難民キャンプでインティファーダ(民衆蜂起)に参加した彼だが、10代後半で突如音楽に目覚め、フランス留学した後に、現在では母国で大きな音楽教育団体も組織しているそう。そんなラムジが発表した初めてのソロ・アルバムが本作で、アコ …
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