DIMITRIS “BEBIS” STERGIOU / BEBIS

ディミトリス・スタルギオウ、1927年ピレウス生まれ、ブズーキの名人の一人(ギター、マンドリンほかの弦楽器も幼い頃から弾いたそう)。父親の早い死を受け、1950年代半ばに音楽で身を立て、家族を養うことに。誰の早弾きが一番スゴイか?という議論になると、必ず名前の出るブズーキ奏者です。1956年にシングルデビュー、たった2枚のアルバムとシングル群を残し、惜しくも …

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MIKE COOPER ‎/ WHITE SHADOWS IN THE SOUTH SEAS

マイク・クーパー (born 24 August 1942) 英国ギタリスト、もともとSSWでカントリー・ブルースやってたのに、このアルバムはいったい何? ニューエイジというか、アブストラクトというかポリネシア? エキゾカ? よくわかりませんね (って、最近はそっちの方に行っている人みたいですが…)。ま、ハバネラマニアの当方としては見逃せない!? …

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MARIA RODES / ECLIPTICA

一度聞いたら忘れられない歌声、バルセロナのシンガー・ソングライター、マリア・ロデスの2018年作です。1986年生まれ、2009年にデビューし、その可愛らしさと不安定さを併せ持った独特な歌声、豊かな音楽性を感じさせるサウンド、そして美貌によって次々にアルバムを発表し、15年には作家としてもデビューを果たしました。 14年の前作『マリア・カンタ・コプラ』では、 …

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V.A. / UZELLI ELEKTRO SAZ

ババ・ズーラのエスマ&ムラットが監修した70年代トルコの知られざるファンキー・サウンド企画盤!ババ・ズーラやアルトゥン・ギュンのファンにもオススメしたいエレキ・サズ使いの痛快なエキゾ・レア・グルーヴ秘蔵音源を一挙蔵出し。 1. Akbaba Ikilisi “Darildim Darildim” 2. Kina Gecesi Ense …

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HRISTINA MAXOURI / TO ASPRO MAMA NOSTALGO

フリスティーナ・マクスウリは、アテネ生まれの女優、00年代から舞台〜映画女優として活躍する傍ら、歌手としても活動、古き良きレベーティカ〜ライカを歌う Group “78revs” つまり、78回転(RPM) というイイ名前のグループにも参加していました。幾人かのアーティストのアルバムに客演したり、12年には、“From the Gramophone to t …

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CARLOS ALBERTO MONIZ / CLASSICOS ACORIANOS

カルロス・アルベルト・ムニス、大西洋上のポルトガル領群島、アゾレス諸島の島の一つ、テルセイラで1948年に生まれた作曲家であり、器楽奏者にして歌手。1960年末からポルトガルでグループとして、ソロとして、コンポーザーとして活動して来ました。本作はアゾレス諸島のフォークロアに材を取りながら、ポルトガルのファドや地中海沿岸、そしてアフリカからアゾレスに流れ込んだ …

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DJ PALHAS JR X DJ PAUSAS / ORDER

アンゴラ系DJデュオ、パウサス&パーリャスが二十一人のシンガー&ラッパーを迎えて作り上げた最新キゾンバ17曲。中でもやっぱり、リル・セインツ2曲聴きものでしょうか?メロウ! 1. Eu Gosto (feat. Neslson One) 2. Perigosa (feat. Mylson & Deezy) 3. Louca (feat. 2 Much …

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DANICA KRSTIC / POD GOROM SE SETALO DEVOJCE

ダニカ・クルスティッチ、 1995年生まれ、未だ24歳だそうです。 5歳から歌っているそう。で、本作は21歳の時の録音。 バルカンの伝統音楽グループ、Abrasevic のメンバー、 今もって、ベオグラードの音楽アカデミーで民俗音楽学を 修めているそうです。少なくとも、本作で聞ける その歌声は、古臭い、と言っても 過言ではないかも知れません(褒め言葉)。 で …

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EL NOY / LA BOMBA GITANA

ソウル・ジャズ・レコーズの2014年のコンピレーション『ジプシー・ルンバ(Gipsy Rhumba)』にも3曲がセレクトされている、伝説的ルンバ・カタラーナ系アーティスト、エル・ノイ(El NoyまたはEl Noiの表記も)。1948年生まれ、2010年に亡くなっている彼は、35年生まれのルンバの王様ペレットより一世代下で、多くの録音を残したペレットほどスペ …

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CHRISTINA ROSMINI / EL NIMO LORCA

マルセイユ出身の歌手/喜劇役者/舞踊家、クリスティーナ・ロスミーニの2019年作。タイトルが示すとおり、スペインを代表する詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカにオマージュを捧げた内容です。 ロルカが採譜したことで知られ、多くのアーティストに歌い継がれてきたスペインの古謡「ラ・タララ」の翻案に始まり、ロルカの詩に基づき自身で曲をつけたものや、やはりロルカが採譜した …

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MELANIE DAHAN / LE CHANT DES POSSIBLES

フランスの女性ジャズ・ヴォーカリスト、08年デビュー作リリースの、メラニー・ダーハンの4作目となる2020年作、1作目はシャンソンをジャズで歌い、2作目はブラジリアンやラテンをジャズで歌い、3作目は5人のピアニストと向き合いアメリカン・スタンダードを歌い綴りました。 そしてこの作、フランス人ピアニスト、Jeremy Hababou がフランス語の詩に曲をつけ …

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