FEELING BOLERO late 1950’s – ealry 1960’s from Latin America, especially Cuba
おかげさまでご好評をいただいたオムニバスCD『フィーリンを感じて』の続編をリリースさせていただきました。
今回は、ドリス・デ・ラ・トーレやルーシー・ファベリー、フェルナンド・アルバレスといった前編集盤でも紹介させていただいたフィーリン系歌手による畢竟のボレーロ名曲をはじめ、アントニオ・アドルフォやフランク・エミリオといったピアニスト達によるロマンティック極まりないピアノ・プレイによるボレーロ・インスト、あるいは、メキシコのマルコ・アントニオ・ムニェスや、プエルトリコのジョー・バージェ、そしてキューバのロベルト・レデスマやオルランド・バジェーホといった本格的なボレーロ歌手による名演も収めさせていただきました。
ほか、チリ出身のモンナ・ベル、ハタチのヒット曲や、メキシコの美人女優、イルマ・ドランテスによるフランク・ドミンゲス有名曲カヴァー、あるいは、サルサ歌手として有名なチェオ・フェリシアーノがヴィブラフォン・セクステットをバックに歌う非サルサ系?ボレーロ等々、ヴァラエティに富んだ内容となっています。
カリブ〜南米諸国の主流歌謡だったボレーロという歌謡スタイル、この日本でも一時は広く親しまれましたが、ロックンロールの到来と波及により、しだいに過去の音楽として扱われるようになり、ラテン世界においてさえ、大勢は、60年代半ば頃からはロカバラードやバラーダといったラテン・ポップス・スタイルに取って代わられて行くことになりました。そのボレーロ最後の爛熟期(1950年代末〜60年代初め)に残された名唱佳曲、そして知られざる名演を、エル・スール・レーベルならではのセレクションでお贈りするコンピレーションが本盤です。
今となっては、どこにも聴くことのできないような洗練とメランコリーに溢れる本CD収録曲の数々は、究極のラウンジ、大人のBGMとしても、きっと気に入っていただけるんじゃないかと、そう思います。
なお、〜こちらのCDも森田潤さんに素晴らしいマスタリングを施していただきました。
アナログっぽいイイ音?で、お楽しみいただけます!
1 アドルフォ・グスマーン 「あなたと風 」(インスト)
2 >フェルナンド・アルバレス 「君に、そして私に」
3 マルタ・フスティニアーニ 「夢に誘う」
4 ビセンティコ・バルデース「あなたに会える日を」
6 モンナ・ベル 「ただひとつの道」
7 フェロ・ベルガーサ 「女の魂」(インスト)
8 ロレンソ・ゴンサーレス 「ヌンカ」
9 イルマ・ドランテス 「君の教え」
10 ソニア・イ・ミリアム 「君、何を想う」
11 ルベン・リオス 「心の手紙」
12 >ドリス・デ・ラ・トーレ「あるお祭りの歌」
13 >フランク・エミリオ 「わたしのハバナ 」(インスト)
14 レオノーラ・レガ 「わたしの孤独」
15 ホセ・テヘドール 「ひとりぼっちの君」
16 オレステス・マシアス 「かぎりない愛」
17 >ルーシー・ファベリー 「はじめての雨」
18 マルコ・アントニオ・ムニェス 「新たな夜明け」
19 ピート・テラス 「シャングリ・ラ」(インスト)
20 チェオ・フェリシアーノ 「君は望んでいないけど」
21 ロベルト・レデスマ 「さまよいの夜」
22> オルランド・バジェーホ 「沈黙のすすめ」
23 パンチート・リセット「6時の約束」
24 アルベルト・グラナドス 「最後のボレーロ」
25 フェリーペ・ドゥルサイデス「しおれたバラ」(インスト)
26 レネ・トゥーゼ 「こんな男さ」
*もちろんいつも通り、当店でお買い上げの方には、今回のCD収録を断念せざるをえなかった、やや盤質の悪いアナログLPから掬ったイイ曲集CDRをもれなく差し上げます。少々ノイズが出る曲もありますので、音量を下げてお楽しみいただければと、思います(本編よりイイ!という不本意な噂も??)。