★Ta Tragoudia Tis Anatolis これは驚き!グリーク・ライカのトップ・スター=故ステリオス・カザンヅィディス(1931年生/2001年没)によるトルコ語(&ギリシャ語ミックス)歌謡ナンバー8曲(うち2曲がイスタンブール1962年録音)も含むトルコ・プレスのCDがリリースされました!〜録音は1960年頃となっていますが、ちょっとよくわから …
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続きを読む“哀しみの声”と渾名されているそうです。トルコのハルク女性歌手です。アシュクの歌もうたっています。サズのストローク、ガイタの音色響く、典型的なハルク伴奏で、まさに哀しみの節まわしを聞かせてくれます。
続きを読むエブル・ジュンデュベイオール、1974年生まれの39歳でデビュー作だそうです。とはいえ、モデルや映画女優として、既に20年近いキャリアを持つトルコの人気女性だそうです。で、サナート系です。近年流行の伝統回帰路線にネオアコースティック・サナート(って呼んでいいのかどうか?)じゃなくて、いわゆるPOPミュージックとしてのモダンなサナートなんですが、歌手としては素 …
続きを読む1930年代にデビューし、共和制となったトルコにおいてもっとも早い時期に活動し、ヌーレティン・セルチュークらとともにトルコ古典に新しい息吹を送り込んだ女性歌手、サフィエの復刻盤が名門kalan から届きました。ゼキ・ミュレンの複刻同様にカラーブックレット&トルコ語解説付きの豪華仕様。30年代録音中心の全45曲はサナートにとどまらず、ガゼル、ハルク、ミュージカ …
続きを読むイスタンブールはイズミールに伝えられる~オスマン・トルコ時代のユダヤ系歌謡を、今日的に再現するという野心的な試み!トルコ~ギリシャ系のユダヤ人音楽家たちのコラボレイトにより演奏されています。160ページに渡るブックレット(英語テキスト&スコアー、ピクチャー満載)は、あまりにも豪華!古くは中世フランスのバラッドやモロッコのアラブ・アンダース音楽、あるいは、ギリ …
続きを読むヴェテラン人気トルコ女性歌手、ユルドゥス・ティルベ2013年の新作は、タイトル通りの“アラベスク”2CD分たっぷりと聞かせてくれます!スタンダードからオリジナルまで、流麗なストリングス&アラベスクならではのアラビックなリズム、エレキサズの調べに乗せて、じっくりと、王道ミディアムスローなアラベスク・ナンバーばっかり!余裕のコブシまわしで楽しませてくれます!さす …
続きを読む1975年生まれ1999年デビュー、01年には“理想的なトルコ娘”賞?も受けています。毎年のようにアルバムを届けてくれるトルコ美人女性歌手の2013年作ですが、全編でアクースティックな弦が使われ、柔らかなサウンドに仕上がっている中、芯のある歌声でトルコ的メロディーを辿ります。もちろんフルカラーのブックレットが付録されていますので、ファンの期待は裏切りません、 …
続きを読む☆ミュニール・ヌーレッティン・セルチューク/イスタンブール・コンサート ライスから登場した『トルコ声楽の至宝』が、SP録音の復刻盤として驚異的な売り上げを記録したミュニール・ヌーレッティン・セルチューク、晩年のコンサートを記録したアルバム。録音は70年代。SP時代のような若々しい声のハリは望むべくもないが、自分で作曲してきた大事な作品たちを、老体に鞭打ちなが …
続きを読む重層する文化・歴史をもつトルコ音楽。ターキッシュ・ジプシーからアメリカやヨーロッパで活躍するトルコ人演奏家までを揃えるイスタンブールの先鋭レーベル、ダブルムーン。古典楽器を使ったトラックを現在のエレクトロニック・ミュージックと融合する注目プロジェクトの第2弾。DJスプーキー、ニコデマス、アルカリカなどアメリカ~ヨーロッパ~トルコから豪華なクリエイターが集めら …
続きを読むいい、ジャケです。 インフォでは、ロンドン在トルコ出身のクルド系女性歌手ということですが、ユダヤ教徒家系のクルド人ということになるでしょうね(ということは、ユダヤ系と言っても同じですが…、すくなくともアスランという名はユダヤ系の名前です)。学生時代からトルコ各地のマイノリティーの民謡を学び、渡英後にはシェコヨフ・クレズマー・アンサンブルで歌ってい …
続きを読むドラマティックな曲想、ディープにメリスマティックな熱唱で、ターキッシュ・ポップ・シーンのスター歌手の座を保つフンダ・アラル06年作です。NEO ロマンティック風の八代亜紀 !? とでも言えるでしょうか…(言えないかも知れませんねえ)、プログレ〜ユーロ・ロック風のバックも聞きものです。こーゆーの聴きながら、激しく降りしきる雨の夜、甲州街道とか、悲壮 …
続きを読むトルコ音楽のいまを担う偉大なジプシー音楽家ブルハン・オチャル。近年ではトルコのダブルムーンの看板アーティストにもなった。このアルバムはその彼が1997年に独ネットワーク社に残したセカンド・アルバムだ。近作とは違った生楽器のみの伝統アンサンブルで『スルタン(イスラーム社会の君主)の隠し扉』の向こうにあるハーレムをテーマにしている。ハーレムへの歓迎の曲にはじま …
続きを読むトルコ音楽のいまを担う偉大なジプシー音楽家ブルハン・オチャル。近年にはダブルムーンの看板アーティストになった。本作はそんな彼が2000年に独ネットワーク社に残した名作アルバム。生楽器のみの伝統アンサンブルでキャラヴァンサライを描き出している。シルクロードをラクダをつれて旅する商人が、我が身とラクダを休める、かつてトルコに存在した宿場。そこに隊商が到着し数日過 …
続きを読むトルコ出身、長らくヨーロッパで活動したジプシー系打楽器奏者=ブルハン・オチャルの欧州録音/1994年に制作された原点的アルバムです。ジプシー系の 腕利きミュージシャンを集め、トルコに伝わるジプシー・ルーツと正面から向き合った作品。とはいえ、ブルハンのパーカッションが独特のグルーヴを生み出す 様は、現在の彼の音楽性に直結してますね。
続きを読む“アジア・マイナー(MIKRA ASIA)” すなわちアナトリアのギリシャ側からの呼び名ということになりますが、あえてこのイスタンブール生まれの若手女性、ガムゼ・ジャンユルトが自らのデビュー作にその呼び名を冠したことの意味は、アナトリア(特にイズミール = スミルナ)からのギリシャへの帰還者達が20世紀前半に生み出した歌謡音楽、レベーティカとも親戚関係の古 …
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