南仏・オクシタニアに中世のトゥルバドゥール時代から伝わる、“テンソン”と呼ばれる論争詩を現代に甦らせた彼らのサウンドは、タンバリンをメインにオクシタニアの民俗楽器やグナワのゲンブリなどを隠し味にしながら、”ヒューマン・ビート・ボックス”=アンジュ・Bと、詩人にして論客そして稀代の扇動家であるクロード・シクルが、口角泡を飛ばしながら言葉 …
続きを読む南仏・オクシタニアに中世のトゥルバドゥール時代から伝わる、“テンソン”と呼ばれる論争詩を現代に甦らせた彼らのサウンドは、タンバリンをメインにオクシタニアの民俗楽器やグナワのゲンブリなどを隠し味にしながら、”ヒューマン・ビート・ボックス”=アンジュ・Bと、詩人にして論客そして稀代の扇動家であるクロード・シクルが、口角泡を飛ばしながら言葉 …
続きを読むフランス~オック語圏の老舗トラッド・バンド=ラタルヴェーロの2004年7作目~70年代末から活動する老舗グループながら、この新作でも進化を見せます!ラガ系では先輩格のマッシリア・サウンド・システムの面々も参加し~レゲエのビートを導入しての“ラガ・トラッド”なるアコースティックなスタイル!女声&コーラスをフィーチュアー、ガイタやウード、グンブリ、ギター …
続きを読むマッシリア・サウンド・システムの別働隊ワイスターの新譜です。年甲斐もなく?轟音ギターとタテ乗りビートでガンガンやってる場面が印象的~オクシタニアっぽさはやや薄口ですが、中高年ポスト・パンク風情に自在なターンテーブルさばき&ゲームボーイ・サウンドも加味して、張り切って人生と音楽の倦怠期を乗り切ろうとしてますよ!?ヴォーカル・スタイルはマッシリア直系です。それで …
続きを読むマッシリア・サウンド・システムのMC二人,リュックス・Bとガリ・グルーが作ったロックバンド=ワイ・スターの最新アルバム!機械音から始まるワイスターのテーマ1曲目、続く往年のマノ・ネグラのような軽妙なモッズ・ロック、そしてジェーン・バーキン+ミッキー・トロワデのヒット曲のパロディー、内務大臣ニコラ・サルコジの声入りの警察官哀歌ロックンロール、49秒のシャウト「 …
続きを読む>こちら (無断リンクすみません)で紹介されていたマッシリア・サウンド・システムのオリジナル・メンバー/創始者のひとりにしてリード・ヴォーカル=ジャリ、またの名をパペ・ジー待望のセカンド・アルバム2010年作です。マルセイユ1974年生れの若きマルチ・インストルメンタリスト =Rit “リ” とのデュオ・アルバムであり、ラガ1直線だっ …
続きを読むデュ・バルタス“草やぶ”という変なユニット名のオクシタン男3人組~デビュー作は07年で、これがセカンド・アルバムとなるそうです。男3人のリズミカルで勢いのあるヴォーカル、コーラスを歌い&それぞれタンバリンと大太鼓とアコーディオンを受け持つシンプルな演奏において、南米のフォッホーやバジェナートなんかとも通じる南仏ラングドック民謡&オリジナル曲を歌っています。要 …
続きを読む解散?それとも活動停止中?オクシタニアのXTC !? ~デュパンの中心人物サム・カルピエニア、あの野性の吟遊ヴォイスがソロ・プロジェクトで帰って来た。デュパンのマンドーラ奏者=ダニエル・ガオリーヌに加えて、イラン出身のパーカッショニスト=ビジャン・シェミラニも参加!マンドーラのストロークに、時折響くメタル・ギター&ノイジーなサンプル、そしてオリエンタルかつ変 …
続きを読む南仏オクシタン音楽から、注目のバンド~このボンブ・ドゥ・バルはシーンの中核グループ、ファビュルス・トロバドールに見出された女性4人&男性2人の6人組。なんとオクシタン民謡とブラジル・ノルデスチのフォホーをミックス!これが意外に相性よし!ということは、その先輩格Fトロバドールズで実証済みですが、何でもオック語吟遊詩人の伝統は、南欧を経て大航海時代にブラジルへ渡 …
続きを読む南仏マルセイユで2008年から毎年9月に開催されているエレク卜口・ヒップホップ・フェス “Marsatac”のスタッフと、マルセイユ在住のアーティス卜からなるユニット= MIXATAC のファーストです。08年にMIXATACのメンバー達がマリの首都バマコに出向き、現地のマンディング・ミュージシャン達と共演した音源をMIXATACがハイブリッドかつフォークト …
続きを読む南仏プロヴァンス近郊に広がる大湿原カマルグ。そこで行なわれる闘牛をテーマにしたオリジナル作品集。パスカル・コムラードがストーンズの「黒くぬれ」をカヴァーし、ゴラン・ブレゴヴィッチ、ネグレス・ヴェルトらがブラスバンドで参加。豪華ブックレット付き。
続きを読むいかにもマルセイユらしい、多国籍な地中海音楽プロジェクトの作品が届きました。時の工房(Zamanはアラビア語で時間)との名前がつけられたこの楽団はマルセイユのプロデューサー/ギタリスト/サズ奏者のブルーノ・アラリが中心となり、仏人女性カヴァル奏者(トルコや東欧の短い葦笛)、仏人ヒューマンビートボックス、エジプト人のスーフィー歌手、そして仏人ベーシスト、キーボ …
続きを読むオクシタンの女性トロバドールの世界を再現!ア・カペラ・デュオにサックスがアクセントを付ける素朴で芳しい歌の世界。地中海のフォーク・ミュージックを研究していたパオラ・ロンバルドとジャズ・シンガーのヴァレリア・ベニーニ。ふたりはオクシタンの伝統音楽に強い関心があり、オクシタンのフォークロック・バンド、ルー・ダルフィンにも参加していました。また、本作に先駆けて自主 …
続きを読む本作がサードとなるデュ・バルタスは、このオクシタン・ムーヴメントの中心人物の一人ローラン・キャヴァリエが率いるグループです。オクシタンの吟遊詩人らが残した詩を、ザブンバやアコーディオン、パンデイロなどブラジル北東部風味をプラスして巧みなコーラス&演奏を聞かせるお馴染みのスタイル~オクシタンのポリフォニーにフォッホーのリズムがほどよくブレンドされたサウンドはお …
続きを読む祝来日!>詳しくはこちら! 「このアルバムには19 世紀末のマルセイユの労働者たちの政治闘争の歌と私が書いた政治的な曲が並んでいる」(マニュ・テロン) NHK-BSの「Amazing Voice:マルセイユのブイヤベース」編で紹介された南仏マルセイユの刺激的な男声ポリフォニー・コーラス、5 年ぶりの新譜! オクシタニア文化圏の中心都市マルセイユのアーティスト …
続きを読む南仏モンペリエやセートで育ったアルジェリア移民の二人が中心となり、路上や地下鉄で腕を磨いてきたフランスのストリートバンド=ズーフリ・マラカスの12年デビュー作!生ギターをメインにルンバロックやレゲエ、シャンソンやマヌーシュスウィングを基本に日常を歌う彼ら、かつてのレ・ネグレス・ヴェルトやサンセヴェリーノ好きにはグッとくる世界でしょうね。ZEP同様、こちらもそ …
続きを読む