ANA MOURA / GUARDA-ME A VIDA NA MAO

アマリア・ロドリゲスの歌に出会いファドを志し、リスボンのファド・ハウスで歌い続けて来たというアナ・モウラ嬢、03年のファースト・アルバムがコレ。ちょっと鼻にかかったようなアンニュイな発声ですが、なるほどジョルジ・フェルナンド肝入り、クリスチーナ・ブランコに続いて、ユーロ・デビューとあいなりました。ギターラ&ヴィオラン、ベース・ヴィオランのみのバックで、どこか …

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CARLOS DO CARMO / FADO E AMOR

〈ファド界のドン〉カルロス・ド・カルモと若手~中堅の人気ファド歌手らが一堂に会した豪華なデュエット・アルバム! 63年にデビュー、長年ファド・シーンで活躍してきた〈ファド界のドン〉ことカルロス・ド・カルモが、そのデビュー50周年を記念して豪華なアルバムを発表した。なんと現在のシーンで活躍する若手~中堅の人気ファド歌手らとのデュエット曲を収録したのが本作で、ア …

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CARMINHO / ALMA

サウダージです。喉で歌います。1984年リスボン生まれ、本格派ファド若手女性歌手のセカンドです。有名な音楽一家に生まれたこのカルミーニョ、母親は名のあるファド歌手、テレサ・シケイラでした。デビュー以来、ヨーロッパで話題だそうですが、なるほど、ウマイ!顔がイイ、声が深い、でもって、どこか酒場と港の匂いがします。アマリアにあったもの、宿命とか絶望とか諦観とか(そ …

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AMALIA RODRIGUES / FADO PORTUGUES

★アマリア・ロドリゲス/ファドはポルトガルの心 〈ファドの女王〉アマリア・ロドリゲスの主要なオリジナル・アルバムを年代順に復刻する注目すべきプロジェクトが開始された。「ポルトガルのファド」と誇り高く題された本作は1965年のリリース。61年の意欲作『ブスト』で共同作業を行ったフランス人作曲家アレン・ウルマンが引き続き参加して、『ブスト』以上に地に足のついたフ …

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AMALIA RODRIGUES / FOLCLORE A GUITARRA E A VIOLA

★アマリア・ロドリゲス/わが祖国ポルトガルを歌う  60年代後半から70年代初頭にかけて、アマリアが力を入れてレコードに残したのがポルトガルの民謡だった。リスボンのファドだけではなく、幅広い地域の民謡作品を歌うことで、アマリアは真の意味でポルトガルを代表する歌手に成長していった。このアルバムはそんなアマリアの民謡プロジェクトの最後の作品であり、このプロジェク …

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ANA LAINS / SENTIDOS

2011年にリリースされた>セカンド・アルバム『クァトロ・カミーニョス』によってファド・ファンのみならず、幅広い女性ヴォーカル・ファンにも話題となったアナ・ラインス。本作はそんな彼女の入手困難となっていたファースト・アルバムをリマスターしての再発盤!プロデュースはセカンド同様、ギタリストのディオーゴ・クレメンテ。ポルトガル本国のシーンではマリーザなどのファド …

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V.A. / FADO PORTUGAL 200 YEARS OF FADO

CD〜「伝統的なファド」と「同時代のファド」をテーマにした2枚のCDはもちろん>前作との重複曲はなし。ファドを語る際には絶対にはずしてはいけない歴史上の人物や、本邦未紹介の歌手なども多数収録。BOOK〜解説は英語とポルトガル語の併記で貴重な写真も多数掲載。ファド・ファンなら必携の永久保存盤的編集盤。 CD1 1. Amália Rodrigues :Fado …

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V.A. / FADO LISBOA-COIMBRA 1926-1931

アマリア・ロドリゲス出現以前の戦前ファドを、リスボン派とコインブラ派(〜港町の情感豊かなリスボンのファドと、大学街の学生が担ってきたコインブラのファド)という二つの流れを紹介し〜加えて、一口にファドと言っても、その歌唱のあり方やスタイルの多彩さに魅了されるヴィンテージ録音を収録した2枚組コンピレーションです。マヌエル・デ・ランカストレ、アントニオ・マルティン …

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V.A. / FADO 1950-1999

1950~99年に録音された歴代のファド・ナンバーを各種収録した2枚組編集盤です。マリア・アルマンダ、アナ・ロスマニーニョ、マリア・アメーリア、カロリーナ・タヴァレス、マリア・レオポルディーナ・ダ・ギア、ノルベルト・マルティーニョ、マヌエル・カロドーゾ・メネゼス、マヌエル・ドミンゴス、ジョアン・カサノヴァ他、男女歌手からリスボンのやコインブラ派のギターラまで …

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JOANA AMENDOEIRA / SETIMO DADO

新世代ファドを代表する歌姫ジョアナ・アメンドエイラは09年にアマリア・ロドリゲス杯を受賞。その勢いをそのままに、傑作『思いあふれて』(ライス HJR-5042)以来4年ぶりスタジオ録音アルバムを発表してくれました。アルバム・タイトルは通算で7枚めのアルバムという意味~もちろんレパートリーは新世代の優れた作曲家たちを総動員した豪華な内容。さらに今回は伴奏にピア …

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HELDER MOUTINHO / QUE FADO E EST QUE TRACO ?

作詞家、プロモーター、レーベル・オウナー、レコード・プロデューサーとして新世代ファドを裏で支え続けたのが、このエルデル・モウティーニョ。そして、彼自身もその才能を広く認められているファド歌手/本作は歌手としては寡作であるエルデルが08年に発表した貴重なアルバムだそうです。才能ある若手ミュージシャンを伴奏陣に集め、シンプルな旋律を自然な情感のこもった歌唱で聴か …

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ANA MOURA / DESFADO

1979年生まれ、ポルトガル新世代ファド女性歌手、アナ・モウラの2013年新作がイイ感じです。ジャケもイイじゃないですか!フォークロアな香り高いブルーグラス調?のファドから始まり、2曲目は繊細なポルトガル・ギターの調べに乗せたジョニ・ミッチェル “A CASE OF YOU” のカヴァー!そして、ミュートしたエレキギターやヴィブラフォ …

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V.A. / FADO VOL.2, COIMBRA – LIEBONNE 1949-1961

10年ぶり?>こちらの続編となります・ワールド・ミュージックの秘蔵音源セレクトで知られるFREMEAUX & ASSOCIESレーベルによる1949-61年までのポルトガル・ファド貴重録音集。リスボンに生まれた哀愁音楽=ファドの50年代の発展の模様を、アマリア・ロドリゲス、アルフレッド・マルセネイロ、カルロス・ラモスなどのシーンを代表する中心スターの …

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MAFALDA ARNAUTH / FADAS

    どちらかと言えば、流れるような歌い口で、柔和な表情のファドを歌って来た彼女ですが、この2010年作では一皮むけた感じ?ファドらしいクセのある発声が、コブシ使いのメリハリを強調し、存在感のある歌声を聞かせてくれます。フォルクローレ風味漂うバックもOK!ファドのルーツに迫ろうというアルバムかも??

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ALFREDO MARCENEIRO

February 25, 1891-June 26, 1982~リスボン生まれ、もとは木工職人だったという異色のファド男性歌手~1940年代にはカフェルーゾの王様とも呼ばれましたが、その長い歌手生活において、独特に泣きのある、哀愁のこもった高域の発声とラフなメリスマで歌い続け、人気を保ちました。本盤は、男性ファドを何か一枚という方にオススメしたい1955〜6 …

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AMALIA RODRIGUES / ANTOLOGIA

4枚のCDに50年代の録音を100曲収録した驚きの限定盤!ということで、いわずと知れた〈ファドの女王〉アマリア・ロドリゲスの復刻コレクションです。既にオリジナル・アルバムやデビュー曲を含む初期録音集がCDリリースされてますが、その一連のリリースからこぼれおちてしまったのが、50年代半ばから後半の音源。この時代のアマリアはフランスのコロンビアからアルバムを出し …

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HELDER MOUTINHO / 1987

エルデル・モウティーニョは新世代ファドの最高の詩人で、レコード・プロデューサーでもあり、さらにレーベル・オーナー、プロモーターという多才な人物。そして、その才能が広く認められているファド歌手としてこそ知られる存在です。けれど、その作品は多くなく、本作も5年ぶりにリリースされた待望の新作 / 通算4作目。ここでエルデルは気の置けない信頼しあった伴奏陣とともに、 …

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JOANA AMENDOEIRA / AO VIVIO EM LISBOA

★ジョアナ・アメンドエイラ/ライヴ・イン・リスボン ファドの新しい歌姫ジョアナ・アメンドエイラ最新作は、地元リスボンでの公演の模様を収録したライヴ・アルバム。2004年の11月にサン・ルイス市民劇場で行ったコンサートを収録。ポルトガル・ギターのマエストロ、ジョゼー・フォンテスらをゲストに迎えて、スタジオ録音以上に自然でノビノビとした歌声を楽しませてくれる。レ …

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