LPリリースは1977年でした。それを遡ること4半世紀、1955年のレストラン “ファット・ヅィミー” におけるライヴ録音となります。多くの曲は以前のパートナーであったヴァシリス・ツィツァーニスのナンバーを歌い綴っていますが、既にこの時、パートナーシップを解消、マリカ・ニーヌがブズーキ、ヴァイオリンなどの弦楽器に、ピアノ、アコーディオンの伴奏と男声コーラスに …
続きを読むLPリリースは1977年でした。それを遡ること4半世紀、1955年のレストラン “ファット・ヅィミー” におけるライヴ録音となります。多くの曲は以前のパートナーであったヴァシリス・ツィツァーニスのナンバーを歌い綴っていますが、既にこの時、パートナーシップを解消、マリカ・ニーヌがブズーキ、ヴァイオリンなどの弦楽器に、ピアノ、アコーディオンの伴奏と男声コーラスに …
続きを読むパナイオティス・ミハロプロス(1924−1992)の晩年1989年作ですね、1951年にレコーディング・デビュー、ダグラス・フェアバンクスのような髭がトレードマーク、ブズーキを弾き、ディモーティカ、レベーティカ、ライカと縦横に歌いこなす人でした。70年代に入ると大いに人気を博し、92年に亡くなるまでに多くのシングルと30枚近いLPを残しています。本作は生まれ …
続きを読むソフィア・パパゾグルーがパナギオティス・カランゾプロスの曲を歌った2004年作。タイトルは “木曜の午後”。トランペット、アコーディオン、クラリネット多用の素晴らしいバック、ソフィアならではのさり気なくも情の感じられる素晴らしい歌! お御足ジャケも素晴らしい? 1 Δεν Έχει Ταξί 3:59 2 Φιλιά, Φιλία 3:46 3 Λάθος …
続きを読む2012年にリリースされたCD+BookというフォーマットでリリースされたYakaza Ensamble meets Syunoven の特典として生産された MixCD が好評につき再生産されました。 本作は、ある依頼があり、YOGA の為の MIX として制作されましたが、(J.A.K.A.M.本人も長年 YOGA を実践しているということもあり) YO …
続きを読む最高の男性ファド歌手とジャズ・ピアニストとの共演作! 現在のファド・シーンで最高の男性歌手と言えるのが、カマネー。弟エルデル・モウティーニョと共にファド・シーンを盛り上げてきた彼の最新作は、ポルトガルを代表するジャズ・ピアニストのマリオ・ラジーニャとの連名作となりました。アマリアの「コン・ケ・ヴォス」のカヴァーを含むファド・ナンバーをシンプルなピアノの演奏だ …
続きを読む1990年代後半からアバナ・オクルタ~アバナ・アビエルタという、当時の新世代シンガー・ソングライターらが集まって活動したユニットに参加してきたルイス・バルベリーア。2018年のセカンド・ソロ作となります。 前作では女声四声コーラスのセスト・センティードをフィーチャーしていましたが、本作では曲により、エル・ノロ、アライン・ペレス、アイデー・ミラネース、オサイン …
続きを読むヤスミン・レヴィの07年作リプレスとなります。イスラエル出身ですが、ルーツはスペインからトルコへ渡ったユダヤ人=セファルディということで、スペイン語で歌います。地中海各地に広がるユダヤ音楽を、その歌声で繋ぐような指向を聞かせます。深みのあるヴォーカルと、ある種、古楽のようなムード漂うアコースティックな伴奏が、よく合っています。セファルディ・ミュージックに興味 …
続きを読む異形のDUB。 2015年怒濤の9ヶ月連続ヴァイナルリリースを経て2枚組CDとしてリリースされたCounterpoint から5年。 2016年から始まったリリースプロジェクト『ASIAN DUB』シリーズが本作の中枢にあるのは間違いないが、同時にJ.A.K.A.M.としてイスラエル、ベルリン、フランス等のレーベルからリリースされた作品も含まれる事により、ア …
続きを読むバビス・バカラス(1920−2007)は、1950〜60年代に活躍したブズーキ&バグラマー奏者にして作曲家、グリゴリス・ヴィツィコツィスやストラトス・ディオニシウのバックを努め曲を提供したことで知られます。本CDは彼の作曲した(おそらくブズーキorバグラマーも奏でている)ヒット曲集となります。名の知られた歌い手たちが多く並びます。 1 Pános Gaval …
続きを読むアダルベルト・アルバレスのグループでの活躍や、数度の来日などを通じ日本でもお馴染みのパンチョ・アマート、グルーポ・ライソーンを率い、キューバ伝統音楽の研究者としての顔ももつエフライン・リオス、ホーベネス・クラシコス・デル・ソンから独立して自身のバンド、エコ・デル・カリベを結成したサンティアーゴ・デ・クーバ出身のコト、1979年サンタ・クララ生まれで、トリオ・ …
続きを読む昨年(2019年)、ベニー・モレーに捧げるアルバムをダンソーンのオリジネイター、ミゲル・ファイルデの玄孫にあたるエティエル・ファイルデ率いるオルケスタと発表して、健在ぶりを示していたキューバの歌姫オマーラ・ポルトゥオンドの2018年録音盤が、初入荷しました。 アルバム・タイトル『オマーラ・シエンプレ』=“いつまでもオマーラ”が示すとおり、録音時87歳にして全 …
続きを読む★ジェゴグ〜新地平への挑戦〜 1 トゥルントゥガン Terungtugan 2 ジャラン・ダウォ Jalan Dawok 3 マカプン Mekepung 4 プトゥリ・バンブー Putri Bamboo 5 ゴパラ Gopala 6 ボレロ Bolero 7 剣の舞 Sabel Dance 8 ルネサンス・ジェゴグ・ダンス Renaissance Jegog …
続きを読む1957年生まれのカタルーニャのベテラン・シンガー・ソングライター、エンリック・エルナエスの2017年作です。収録曲はいずれもカタルーニャ語詞のオリジナル。ベテランならではの落ち着きと表現力、タンゴやブルース、ジャズ、地中海~アラブ音楽要素なども取り入れたオトナなサウンド、前作にも参加しているアレンジ/ベース/音楽監督のハビ・ガラベージャに、ピアノのマックス …
続きを読む★サンバスンダ/ラワナの涙 西ジャワのスンダ地方では伝統音楽がまだまだ元気。新しい人材をどんどん輩出して、若々しい音楽を生み出している。その中心都市バンドゥン出身のサンバスンダは、そんなスンダ地方の現在を代表するグループだ。ガムランやクンダン(太鼓)、カチャピ(琴)、スリン(竹笛)といった伝統的なアンサンブルに、竹ガムランや、なんとアフリカのジェンベなども …
続きを読む★サンバスンダ/スンダ・バリ インドネシアの西ジャワで生まれたガムラン・ドゥグン。それを限りなく現代的に進化させたのが、サンバスンダの音楽。ブラジルのサンバを思わせる重層的な打楽器のアンサンブル。バリ島のガムランから取り入れられた竹製ガムランや西アフリカのジェンベ・ドラムなどを取り入れ、これまでにない疾走感を感じさせる独自の音楽性を楽しませます。これこそまさ …
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