コンゴのおじいさんバンド、ケケレの大成功以来、ベテランたちの復活が相次いでいるアフリカ音楽ですが、またひとり、味わい深いベテラン男性歌手のアルバムが発表されました。 イドリサ・スマオロは1949年生まれ。サリフ・ケイタと同様に名門アンバサドゥールに在籍したこともありますが、その後は音楽教育に没頭し、シーンから離れていました。これはそんなイドリサが長年の間 …
続きを読むコンゴのおじいさんバンド、ケケレの大成功以来、ベテランたちの復活が相次いでいるアフリカ音楽ですが、またひとり、味わい深いベテラン男性歌手のアルバムが発表されました。 イドリサ・スマオロは1949年生まれ。サリフ・ケイタと同様に名門アンバサドゥールに在籍したこともありますが、その後は音楽教育に没頭し、シーンから離れていました。これはそんなイドリサが長年の間 …
続きを読むもと、マリの名門バンド、アンバサドゥールに在籍していた才人、後年、マリの音楽教育に専念していましたが、03年にカムバック~以降3作目となるかと思うこのイドリサ・スマオロ新作です。歌い口は語るように淡々としたものですが、作曲~アレンジの何気ない凝り方には聴くべきものがあります(どちらかと言えばプロデューサー的資質でしょうか?)。まず、多くのマンデ系POP曲の洗 …
続きを読む伝統的なコルシカン・ポリフォニーで知られる4人組、バルバナ・フルツナが大変身!?哀愁のコルシカン歌謡コーラス・グループになってしまいました!ロス・プリモスの影響?なんて、そういうことはともかく、この地中海ロマン歌謡路線、なかなかイイじゃないですか! ▼以前はこーでした…
続きを読むちょうど今年で40歳を迎える男性歌手の最新作。レバノンで今一番人気の男性歌手でしょう、ワエル・ジャサール!変わらず趣味のイイ音作りと少しばかり憂いのある粘りあるコブシ使いのヴォーカルを聞かせていますが、常よりも端正、伝統的なアプローチが強いアルバムと感じさせます。その歌唱力から神童と呼ばれて8歳でデビューしただけに、ポップスから伝統歌謡まで幅広くうたい、その …
続きを読むなんて言ったってサブタイトルは“アラブPOP の王様”ですから、こういう文言をCDジャケに書ける人はそうそういませんね!アムル・ディアブやハキムと並んで、エジポップ・シーンで高い人気を保って来たムスタファ・アマルの2010年作初入荷です!1991年デビューですから20年近く、第一線で活躍して来たことになりますが、エジプトのドメスティックな感覚を失わず、スロー …
続きを読むこのとき60歳だそうです。懐かしくなったので、久々の新譜となったという2011年作を入れてみました。その昔、WAVEでバカ売れしていました。スペインの “JAZZY BOSSA POP” とかなんとか…、ま、今となってもイイ女ですねえ、ちょっと、いしだあゆみ系というか…、けっこう哀愁歌謡ですねえ、今聴くと。それ …
続きを読むオマール・スレイマン、まさかの来日決定(2013年10月)!!!? ということで、2009〜11年にかけて欧米をツアーして回った記録である本CDを聴いていただき、このシリアの怪人、シリアン・ダブケ・マスターを観に行くか行かないか、とりあえず決めていただこうじゃありませんか!?って、場違いに強引な物言いですが…。先般の来日時、当店にも寄ってくれたサ …
続きを読むサンパウロだけでなくブラジルそのものを代表すると言っても過言ではないラッパーのふたりが、こちらのクリオーロとエミシーダ。昨年の9月に実現したそんな両者による競演ライヴがついにソフト化されました。それぞれのレパートリを中心に、様々なゲストを加えたこのライヴは、しっかりと映像も撮られていました。まさに今のブラジリアン・ヒップホップ・シーンの頂点を知れる作品と言え …
続きを読む1971年バグダッド生まれながら、クウェートで育ち、90年代にヨルダンで歌手デビューし、その後UAEへ活動拠点を移してキャリアを積んだそうです。シャバービーからハリージーから古典風スタイルまで、多彩なスタイルを甘い節まわしで聞かせる地力のある若手男性歌手です。
続きを読むバルセロナより活きのいいルンバ・ミクスチャー・バンドがまたひとつ、バルセロナの海岸沿い西南に位置するタラゴナを拠点に活動する6人組、ホセ・エル・チャターラ!スカやレゲエ風もあれば、ファンキーでロッキン、時にはディストーション・ギターでパンク・テイストまで。勿論フラメンコ・マナーなツイン・ヴォーカルは鉄板。そんな芸風の広い彼ら、フロントマン2人のルックスが最高 …
続きを読む女性歌手ばかりが注目されてしまうレバノン・ポップス・シーンですが、こちらのマルワン・フリは数少ない人気男性歌手の一人です。オシャレなアレンジをバックに、クセの少ないあま〜いヴォーカルを聞かせていますね。
続きを読むアラブ音楽の中でもあまり紹介が進んでいないイラク音楽。なかなか情報が入ってきませんが、こちらは同国の音楽史を紐解くと必ず言及される男性歌手ナジム・アル=ガザリ(1921~63)の楽曲をうたった作品。いわゆる古典の範疇に入る作品ですが、野性的というか生々しい歌声が魅力。エジプトの洗練された古典歌謡とは対極といってもいいかも。どちらかといえば、トルコ歌謡の帝王、 …
続きを読むシャバービーやアル・ジールといった現在のポップス以前にエジプトで親しまれた音楽がシャービ(アルジェリアの同名音楽と異なります)。体制批判や飲酒のことをあけすけにうたい、労働者を中心に人気がありました。そのジャンルの人気歌手だったアスマールは残念ながら一昨年に亡くなりましたが、そのベスト盤が登場です。活き活きとした声にこちらも活力がわいてきます。
続きを読む2012年秋に欧州で劇場公開され、多くのドキュメンタリー映画祭で賞を受賞したブルーノ・ルジャン監督の実録ロードムーヴィー『風邪の息子たち』〜ジプシー / マヌーシュ・ジャズに生きるギター職人たち(=アンジェロ・ドバール / ニニン・ガルシア / チャヴォロ・シュミット / モレノ)を8年間もの長きに渡って追い続け、撮り続けた成果がここに!欧州社会とジプシー・ …
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