MOREIRA DA SILVA / O TAL MALANDRO (4CD)

リオの粋なサンバの重鎮と言えばモレイラ・ダ・シルヴァ。1930年代から80年代まで、長きに渡って歌い続け、下町の粋なマランドロを演じてきました(2000年に亡くなったときは98歳でした!)。そんな彼がオデオン・レーベルに残したアルバムをオリジナル・ジャケのままボックス・セットにしたシリーズの第2弾がこのボックスです。今回は62年の『マランドロ某』、63年の『 …

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ELIZETH CARDOSO / SE TODOS FOSSEM IGUAIS A VOCE

ブラジル音楽の歴史を代表する歌の女王さまと言えば、エリゼッチ・カルドーゾ。ライスから編集盤『サンバ歌謡の女王』が発売されていますが、それと連動する初心者にピッタリのアルバムがブラジルで登場しました。ライス盤は初録音を含む若き日のエリゼッチにウイウイしい歌唱を楽しめる内容。それに対して、こちらのブラジル盤では、その後の全盛期~円熟期の大ヒット曲ばかりを集めた内 …

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V.A. / HISTRIA DAS ESCOLAS DE SAMBA (4CD)

リオのカーニヴァルの主役を務めるエスコーラ・ジ・サンバ。その歴史は1920年代後半にはじまります。このアルバムは、そんなエスコーラ・ジ・サンバの創生期を知る古老たちの歌声を、まだ彼らが存命していた70年代に録音した名作LPシリーズ。それを4枚組ボックスにまとめたのですから、まさに伝統サンバのエッセンスを凝縮した内容と言っていいでしょう。マンゲイラ篇ではカルト …

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CAETANO VELOSO & DAVID BYRNE / LIVE AT CARNEGIE HALL

2004年NYカーネギー・ホールで行ったギター弾き語りデュオ・ライヴの模様を収録~演じられたのは、カエターノの「 Desde Que o Samba e Samba 」や「 Voce e Linda 」そしてデヴィッドの 「Road To Nowhere」 や 「And She Was」 「Heaven」~ジャキス・モレレンバウムのチェロ&マウロ・レフォスコ …

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EGBERTO GISMONTI / FANTASIA

シンセサイザーとアコースティック楽器を駆使し、全楽器を一人で演奏した壮大なコズミック・サウンド。ECMでの諸作とは対照的にエレクトロニクスを多用しながらも、全くの揺るぎない世界観。全曲ジスモンチ自身が敬愛する人々に捧げられた1982年作。世界初CD化! Egberto Gismonti (g, p, fl, cello, per, accord, kalim …

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EGBERTO GISMONTI / (CORACAO DA CIDADE)

時代を先取りしたブラジリアン・テクノ「Coracao da Cidade」で幕を開ける1984年の名作。自身の肉体に完璧に取り込んだエレクトロニクスとジャケットにある生楽器を融合させ、さらに無限に広がるジスモンチ・ワールド!世界初CD化! Egberto Gismonti (p, sitar, fl, cello, per, kalimba, synth), …

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ALTAMIRO CARRILHO / A VIDA NA FLAUTA

戦前にピシンギーニャとベネジート・ラセルダが築き上げたブラジルのフルートの伝統を戦後に受け継いだのがアルタミーロ・カリーリョ~このアルバム『フルート人生』はそんなカリーリョがコパカバーナ・レーベルに残したショーロ演奏の名演ばかりを集めた内容です。「新しい靴のアンドレー」や「チコ・チコ」「カリニョーゾ」など、ショーロの名曲を軽やかなフルート演奏で楽しませます。 …

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FLAVIA COELHO / BOSSA’MUFFIN

ブラジルはリオデジャネイロ出身で、現在はパリ在住の女性シンガー、フラヴィア・コエーリョによるデビュー・アルバムです。ノルデスチ音楽のアーシーなリズム感、そしてカリオカらしいサンバ・フィールを、レゲエやアフリカン・ヴァイブスとミクスチャー!なるほど、ボサマフィンですねえ。そこはかとなく漂う上品なサウダージも聴きどころ~意匠はともかく、実に歌がイイ新人じゃないで …

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QUARTETO EM CY / SAMBA EM CY

ブラジルを代表する女性ヴォーカル・グループと言えば、ボサ・ノーヴァ・ファンにもおなじみのクァルテート・エン・シー。そんな彼女たちが、いわゆる黒人系のサンバに挑戦してくれたのがこの最新作|とにかく全編がサンバ。ルイ・クァレズマが作り上げるゴージャスなサンバ・サウンドに乗って、年齢を感じさせないハツラツとした歌声を聞かせてくれます。もちろん、彼女たちが歌うサンバ …

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ROSA PASSOS / E LUXO SO

ボサ・ファンには注目の1枚。日本でもおなじみのローザ・パッソスの2011年新作です。カルトーラやノエル・ローザによる古いサンバをギター / ダブルベース /ドラムトリオ編成で、しっとりと柔らかな歌い口で聞かせます。いつも通り、といえばいつも通り。でも名人芸の域にたっしているでしょうか?それにしても、もう16枚めなんですね…。(余談ですが、ローザを …

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ZECA BALEIRO / O DISCO DO ANO

  コンスタントに新作を発表しながら毎回新しいアイディアを楽しませてくれる北東部出身のシンガ・ソングライター。2012年作はゲストにバイーアのマルガレッチ・メネージスとショーロのエルネスト・ジアスを迎えて、またまたユニークな音楽性を披露。

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QINHO / O TEMPO SOA

  サンパウロを拠点に活動する新世代SSWキーニョ~これまでにAカルカニョットやルイス・メロジアと共演を果たした実力派。ジャズ / ソウル の要素をうまく加味したブラジリアン~アコースティックかつ手作りっぽいライトな感覚で人気急上昇中!本作にはエルバ・ラマーリョ / マルチナーリアが参加し、常よりも伝統テイストも加味され、コクの感じられるパーソナル …

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MARIA BETHANIA / OASIS DE BETHANIA

女王ベターニアの新作は「ベターニアのオアシス」というタイトル。すべて新曲で、レニーニとジャヴァンが1曲ずつで共演します。アミルトン・ジ・オランダ やジャイミ・アレン、マウリシオ・カリーリョらが伴奏に参加。生ギターを中心に据えたシンプルで洗練された演奏をバックに、ベターニアの存在感溢れる中性 的な歌声が自作曲を静かに歌い綴ります。00年代に入って、ずっと好調と …

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GAROTO / HISTRICAL GUITAR RECORDINGS

もう廃盤だと思っていたら、まだあったんですねえ…、ガロートCD!久々の再入荷です!ブラ ジルの伝説的なギタリスト、ショーロ・ギターの開祖にしてボサノーヴァ・ギターの先駆ともされるアニバル・アウグスト・サルディーニャ (1915-55)=通称ガロートによる1950年から54年の間に録音された貴重な録音複刻集=全23曲(うちガロートのギターソロ演奏が …

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