BARCELONA GIPSY KLEZMER ORCHESTRA / BALKAN REUNION

SATKCD-164バルセロナ発多国籍バンド、BGKO(バルセロナ・ジプシー・クレズマー・オーケストラ)。グループ名にあるとおり、ジプシー音楽やクレズマーを核に、セルビア、イタリア、フランス、ギリシャ、スペインなどからなるメンバーの出自と、バルセロナという開かれた場の特性も背景とする音楽性で、2013年のファースト作『インバルカ』が話題を呼びました。本作は15年のセカンド作。『バルカン・リユニオン』という、堂々たるタイトルを掲げ、さらなるバルカン方面へのコネクションを広げるべく、スペシャル・ゲストを招いています。日本でも紹介されているマケドニアのロマ系サックス/クラリネット奏者キング・フェルース・ムスタフォフ、スロヴェニアのロマ系歌手ヴラド・クレスリン、トルコの女性歌手ニハン・デヴェジオールがその面々で、バルセロナではこの顔ぶれで、コンサートも開催されました。難民流入問題で、ヨーロッパで国境を閉じる動きもでてきている今、BGKOによる、この開かれた哀愁漂う響きにぜひ耳を傾けてみてください。(サプライヤーインフォより)

なんてストレートなグループ名でしょう?安易、と言っても過言ではありませんが、クレズマーっぽいアドリブを聞かせるクラリネットはインド系ジューイッシュ?なのかどうか、ギターはセルビアン・ジプシー、アコーディオンは南?イタリア、ダブルベースはマヌーシュっぽいフランス男で、木箱の打楽器カホーンやダルブッカで様々な中東〜東地中海のリズムを叩く男はギリシャ系、そこに、地中海的な旋律を無理なく溶けこませているのが、なかなか魅力的なしなやかな歌声のカルターニャ出身の女性歌手、その歌声が結構このバンドのカナメかと思います。ま、誰が主役ということもなく異文化間のハーモニーを奏でているわけですが。

Sandra Sangiao (Vocals – Catalunya)
Robindro Nikolic (Clarinet – Serbia/India)
Mattia Schirosa (Accordeon – Italy)
Julien Chanal (Guitar – France)
Ivan Kovacevic (Double Bass – Serbia)
Stelios Togias (Percussion – Greece)
Vroni Schnattinger (Violin – Germany)

 

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