タイトルは『サローニキの思い出』とでも、サローニキ(もしくはサローニカ)といえば、ギリシャ第2の都市、テッサロニキのこと。アテネと同じく港湾都市で、ビザンティン帝国、オスマン・トルコ時代はコンスタンティノープル(現イスタンブール)に次ぐ都市だったそうです。ま、そんな歴史ある街にイスタンブールの音楽大学を卒業し2005年に移住したトルコ人女性歌手、ディレク・コ …
続きを読むタイトルは『サローニキの思い出』とでも、サローニキ(もしくはサローニカ)といえば、ギリシャ第2の都市、テッサロニキのこと。アテネと同じく港湾都市で、ビザンティン帝国、オスマン・トルコ時代はコンスタンティノープル(現イスタンブール)に次ぐ都市だったそうです。ま、そんな歴史ある街にイスタンブールの音楽大学を卒業し2005年に移住したトルコ人女性歌手、ディレク・コ …
続きを読むシェヴァル・サム2015年6月の新作が届きました!トルコ古典歌謡(サナート)はもとよりターキッシュ・タンゴ、アラベスクやアナトリア民謡(ハルク)、そして黒海フォークロアやミクスチュアーPOPまでアルバムごとに歌いこなしてきたシェヴァルですが、ここに来て、もう一つのステップを踏む野心作とでも言えそうな今作〜そこにはアナトリア周辺に住まう様々な人々、民俗、言語に …
続きを読む「心から」と題されたジャジーなトルコ民謡アルバム。トルコ系ベルギー人女性歌手メリケ・タルハンがベルギー人のギタリスト、パーカッション、サックス奏者を従え、トルコの民謡やスーフィーの歌をジャジーに演じる。トルコ系ベルギー人と言えば今やトップアイドルのハディセもそうですが、このジャジー民謡はありそうでなかった! 鬱々としたトルコ民謡のメロディーとジ …
続きを読むこれはイイですね! THE SECRET TRIOの2015年二作目。 トルコを代表するジプシー・クロスオーバー/クラリネット奏者ヒュスニュ・シェンレンディリチによる名トリオTAKSIM TRIOをそのまま真似した二番煎じと思われますが、メンバー3人の音楽キャリア、実力はそれ以上ということに。 60年代から米国東海岸で活躍して来たアルメニア系ギター(&ウード …
続きを読むトルコのセクシー系ポップ歌手ギュルシャンの2015年新作。ミドルテンポのレゲトン系から四つ打ちハウス、2000年代初頭のタルカンから連なる民俗楽器&メロディーを散りばめた打ち込み歌謡路線です。 *特に問題のない中古盤で在庫あります。¥1800
続きを読むこの夏は黒海がクる!(どこに?)というわけで、トルコ黒海地方の民謡歌手の近作日本初入荷! トルコ黒海地方の弓奏楽器ケメンチェをジャケにあしらえた黒海地方の民謡歌手アスラン・ゼンギン2014年アルバム。ケメンチェをかき鳴らしながら、黒海ならではの5拍子の民謡を哀愁たっぷりに歌いあげます。
続きを読む昨今のダブケ・ブームに続き、この夏はホロンがキそう! トルコの北東部黒海沿岸、紅茶の葉の産地として知られるリゼ出身の若手トゥルム(バグパイプ)奏者ウウル・ヤズジュの2013年作品。この地域からジョージア、ギリシャ一部のみに現存する民俗舞踊ホロンのためのダンス曲が中心で、最後の拍が微妙に延びる不思議な拍子とトゥルムのやかましい持続音が特徴です。
続きを読むイスタンブルのアナドル・ロック再発見サイケデリック・バンドFairuz Derin Bulut(フェイルーズの深い雲)の3rdにしてラストアルバム、2013年に発表されながら、これまでデジタルオンリーだったものが2015年ついに初CD化されました。前作はアラベスク歌謡にどっぷり挑んでいましたが、今作はインスト中心。Demir Kerem Atayのエレクトロ …
続きを読むアルバム・メイキング映像を収めたVCDつき!という、それだけで買ってしまう方もいるはず。トルコを代表する美人スターが、オリジナル自作曲を中心に編んだ新作です。ライトなユーロ調ナンバーから、重厚なアラベスクまで、多彩なデニズの魅力満載ですね。しかし、それにしても、このジャケット、デニズの仰向けには逆らえませんね…!? 1 Pasiflora 3:5 …
続きを読むトルコ+バルカンのタラフ HAIDOUTI ORKESTAR のリーダー/歌手/弦楽器奏者のゼキ・アヤド・チョラシュのアコー スティックプロジェクト。パートナーとしてカナダ人ヴァイオリニストでオリエンタル音楽のエキスパート、 パスカル・エドゥアール・モローが編曲・指揮を。ディディエ・マレルブ他がサポート。ジョルジュ・ブラッ サンスの「オーヴェルニュ人に捧げる …
続きを読む08年から活動を始めた、黒海沿岸に住まうラズ人のフォークロア・グループ、カルマテのファースト・アルバムとなる2009年作〜トルコ周縁 / 少数民族のフォークロアにおいても名門の老舗レーベル、カラン制作となります。 カルマテとはラズの言葉で “ 粉挽き小屋” の意、そこは労働と生産と共有を象徴する場所として、グループ名にふさわしいと考えたとのこと。長らく歌われ …
続きを読むステリオス・ペトラキスやビージャン・シェミラニの古くからの仲間、スペイン、バレンシア出身のマルチ 撥弦楽器奏者エフレン・ロペスの新アルバム。ギター、サズ、ブーズーキ、シトーラ、マンドーラ、 サントゥール、ウード… 20 種を超える撥弦楽器を駆使して、アンダルシア〜地中海〜アジアにまたがる 弦楽器+伝統楽器の幻想ハーモニー11 曲。4カ国語(カタロ …
続きを読む1980年生まれ、ローティーンの頃からコーラス隊で歌い始め、ハイティーンの頃には鍵盤とギターを修得、イスタンブール出た後、音楽学校からデザイン学校を経て、紅一点の4人組ターキッシュロック・グループ “アニマ” に参加し06/11年と2枚のアルバムを残し、傍ら2010年にソロ・デビュー、並行して仏オルタナティヴ系ロックバンドに参加するなどしながら、これが3作目 …
続きを読むすっかりサナート系POPの女王!?としてその歌い口も定着した観のあるフンダ・アラルの新作です。ターキッシュ・ロマ風ナンバーの幕開けから、ハードロック調、フォークロック調からボサノーヴァ風、終盤のイケイケ打ち込みナンバーまで、そこはかとない東地中海風味メロを隠し味に、サナート風の濃ゆ〜い歌い口、トルコでしかあり得ない泣き節路線で押し切る今作も快調そのもの。ほど …
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