GEORGE DALARAS / 50 HRONIA REBETIKO TRAGOUDI

▽ デジパック観音開き盤 / original master にて ダラーラス1975年の名作です。“レベーティカ・ソングの50年”というそのタイトル通り、20世紀前半からのレベーティカの名曲を綴ったアルバムということで、コーラス&デュエットでハリス・アレクシーウも参加~ヴァシリス・ツィツァーニスやマルコス・ヴァンヴァカリスらの作による、古典的なレベーティカ …

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GEORGE DALARAS / TI THA PI ETSI INE

ギリシャ歌謡の王道を行くヨルゴス・ダラーラス3年ぶりのスタジオ録音新作です。いつものように年末のリリースとなりました。そしてロックです。最新のスタジオ・ワークを駆使しつつも、いずれ古びる新しさを廃し、オーソドックスなユーロ・ロック的アレンジが施された聴き応えある作品となっています。大人のサウンドですよ!〜そして、前作の長尺さに反して収録時間は35分と少しとい …

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NIKOS PAPAZOGLOU / SINERGA

ニコス・パパゾグル(1948-2011)~生涯6枚のソロ・アルバム(うち1枚のライヴ)と幾つかの共作アルバムしかリリースしませんでしたが、地味ながらイイ音楽家でした。大都市でのライヴよりも、小さな島々や内陸の村々でライヴをすることを好み、古いディモーティカやレべーティカ、ニシオーティカに材を求めた自作曲を、バグラマーで弾き語りながら、ギリシャをくまなくまわっ …

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YIANNIS KOTSIRAS / 30 + KATI

アテネ・オリンピック聖火リレー公式テーマ曲(トレバー・ホーンprod.)に、その曲が選ばれていた男性歌手ですね…という昔の話。デビューは90年代初め、もともとレベーティカを歌っていたそうですが、その音楽性は一貫して、ギリシャ風味を濃厚に湛えつつも、一味違うトラッド風~フォーク・ロック風、プログレ風アレンジの面白さで、同時代性というものを感じさせて …

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MARIA ANAMATEROU / OPOU AGAPAS KE OPOU GIS

マリア・アナマテルウ、これがファースト / ソロ・アルバムだと思います。1987年クレタ生まれ(というから録音時24歳)!幼い頃から音楽に親しみ、そしてアテネの音楽学校に学ぶ傍ら、17歳の頃からプロの歌い手として様々な歌手のライヴでコーラスをつとめたり、様々なフェスで歌って来たそうです。~で、このファーストCD、エーゲ海の島々や地中海、あるいはアルメニアやセ …

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IRINI KONITOPOULOU LEGAKI / TO NISIOTIKO GLEDI (4CD)

これはスゴイ!ギリシャ島唄ニシオーティカ最高の女性歌手、イリニ・コニトプルの4枚組ベストCDがリリースされていたなんて…、08年にリリースされていたようですが、知りませんでした。イリニは、ステラ・コニトプールの先輩にあたるような女性歌手(名字同じですが、遠縁なのかしらん?というか、CD4には、ほかのコニトプールさん達といっしょに収録されているわけ …

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NATASSA BOFILIOU / OI MERES TOU FOTOS

ナターサ・ボフィリウの12年作~4作目のアルバムです(いつもとメイクが違っていて、お顔が変わっていますが)。当年29歳、既に若手モダン・ライカ~POP系女性歌手として現地人気は相当なものですが、本CDで、また一つ、存在感は増した観があります。もしかしたら、エレフセリア・アルヴァニターキからエレーニ・ツァリゴプール、そしてこのナターサ・ボフィリウという、トラッ …

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ASPASIA STRATIGOU / TE ERGA TIS KARDIAS

2011年末の作ですが、これはオススメできます。また一人、グリーク・トラッドの新人女性歌手の登場です。~とはいえ、10代のころからアテネでアマチュア・バンドのヴォーカルだったり、長らく様々なアーティストのレコーディングでコーラスをつとめて来たようですが、そんな中でもヨルゴス・ダラーラスのツアー・メンバーとして2年を過ごしたことが、ソロ・デビューのきっかけにな …

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SAVINA YANNATOU & PRIMAVERA EN SALONICO / VIRGIN MARIES OF THE WORLD

1959年アテネ生まれ、ロンドン留学を経てマノス・ハジダキス門下としてデビューした女性歌手、サヴィーナ・ヤナトゥとそのグループ、プリマヴェーラ・エン・サローニコ(テサロニキの春〜サローニコはテッサロニキの古い呼び名)1994年作!プリマヴェーラ・エン・サローニコ名義では3作目となります(メンバーはサヴィーナ以外、流動的ですが、2015年までにサローニコ名義で …

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ELEFTHERIA ARVANITAKI / TO THE EDGES OF YOUR EYES, Best of

1980年代半ばにソロ・デビュー、ハリス・アレクシウの秘蔵っ子として(意外と知られていない)、ライカ~エデフノ〜ネオ・トラッド系女性歌手として、大きな人気を保って来たエレフセリア・アルヴァニターキですが、本2CDは、80年代以降、彼女が参加したサントラや企画盤、あるいは他者名義のアルバムからのゲスト録音コレクション/ベストとなっています(付属のブックレットに …

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HRISTOS DANTIS / ENA TRAGOUDI AKOMA

かなり渋い哀愁声の若手男性歌手2003年ヒット作!渋い声とは裏腹に、U2風?のロックっぽい曲調と、ニューウェイヴ回帰っぽいディスコ調、そして泣きのバラード/ドラマティック仕立てといった3つのパターンをうまく組み合わせたアルバムの構成は見事に、ポップ!でもって、ギリシャらしい男臭さも感じさせます。

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