キューバ革命後の新リズム、カーニバル音楽をアレンジした「モサンビーケ」のオリジネイターとして知られるページョ・エル・アフロカーン。大所帯のパーカッション、みんなが唱うボーカル、沢山のトロンボーンがうなりを上げる強烈なホーン、ハーモニー楽器なし、ベースさえ無し、このファンキーでアフロな感覚を押し出したページョのサウンドは62年に完成され、ニューヨーク・サルサの …
続きを読むキューバ革命後の新リズム、カーニバル音楽をアレンジした「モサンビーケ」のオリジネイターとして知られるページョ・エル・アフロカーン。大所帯のパーカッション、みんなが唱うボーカル、沢山のトロンボーンがうなりを上げる強烈なホーン、ハーモニー楽器なし、ベースさえ無し、このファンキーでアフロな感覚を押し出したページョのサウンドは62年に完成され、ニューヨーク・サルサの …
続きを読むオマーラ・ポルトゥオンド、エレーナ・ブルケという、現代のキューバを代表する大女性歌手が若き日に参加していた4人組コーラス・グループ、ラス・デ・アイダの92年作。この時期は旧メンバーは残っていなくて、テレサ・ガルシア・カトゥルラがリード・ボーカルを取ってます。コーラス・グループのアルバムではありますが、タタ・グイネス、リカルド・レオン、リチャード・エグエスの演 …
続きを読むオマーラ・ポルトゥオンド、エレーナ・ブルケという、現代のキューバを代表する大女性歌手が若き日に参加していた4人組コーラス・グループ、ラス・デ・アイダの82年作。この時期は旧メンバーは残っていなくて、テレサ・ガルシア・カトゥルラがリード・ボーカルを取ってます。たぶん当時行っていたナイト・クラブでの仕事のレパートリーを録音したのではないかと推測できる内容。1、2 …
続きを読むラテン音楽ファンには言わずと知れた、デスカルガの歴史的名盤にして定番、パナルトの1950年代のキューバン・ジャム・セッション・シリーズの第二弾。フリオ・グティエレスのディレクションとクレジットはありますが実際はペルーチンではないかとも言われています。アレハンドロ・ビバール、エミリオ・ペニャルベール、オスカル・バルデス、ワルフレード・レジェス、サルバドール・ビ …
続きを読むラテン音楽ファンには言わずと知れた、デスカルガの歴史的名盤にして定番、パナルトの1950年代のキューバン・ジャム・セッション・シリーズの第一弾。フリオ・グティエーレスのディレクション、ペルーチン、アレハンドロ・ビバール、エミリオ・ペニャルベール、オスカル・バルデス、ワルフレード・レジェス、ホセ・アントニオ・メンデス、エル・グラン・フェジョーベなどスタジオで活 …
続きを読む73年結成のキューバン・サルサ・バンドのセカンド・アルバム。USファンクとキューバン・リズムを溶け合わせたドラムとパーカッションのコンビネーションは当時のキューバでしか聴けなかった独特のグルーヴ!ロス・バン・バン、JPTなど一連のアーティストと共通点も見受けられますので、当時リズムの革新を競い合っていたのでしょう。それを聴くためだけに買ってもソン無しですが、 …
続きを読む73年結成のキューバン・サルサ・バンドのデビュー・アルバム。USファンクとキューバン・リズムを溶け合わせたドラムとパーカッションのコンビネーションは当時のキューバでしか聴けなかった独特のグルーヴ!ロス・バン・バン、JPTなど一連のアーティストと共通点も見受けられますので、当時リズムの革新を競い合っていたのでしょう。これを聴くためだけに買ってもソン無しですが、 …
続きを読む本盤は、あのキューバのバカテク集団イラケレの母体となった伝説のオルケスタ、1967年のライヴを収録したCDです。アルマンド・ロメウとラファエル・ソマビージャのもと集められたのは、若きチューチョ・バルデース、パキート・デ・リベーラ、アルトゥーロ・サンドバル、オスカル・バルデース、エンリーケ・プラー、ホルヘ・バローナといった後にイラケレを結成する面々に、さらにカ …
続きを読むキューバの歌う人間国宝オマーラ・ポルトゥオンドのソロ3作目、60年代末録音と推測されるアルバム。音楽監督は後年USA移住後、グロリア・エステファンの名作”ミ・ティエラ”のアレンジで大成功を収めるフアニート・マルケス。彼自身が弾くジャジーなエレキ・ギターも大活躍します。フアニートは作曲でも大活躍で当時の新リズム、パカーの1、4、12曲目、シングルでも発表された …
続きを読むキューバの歌う人間国宝オマーラ・ポルトゥオンドのソロ2作目、67年録音と推測されるアルバム。演奏はキューバ音楽史上最大のビッグ・バンド、オルケスタ・クバナ・デ・ムシカ・モデルナとテレビ局ICRTのオルケスタ。ゴージャスなフル・バンドのサウンドはアレンジもこってりしていてとにかく豪華。そしてオマーラの声はそれ以上に大きな存在感で響きます、さすがです。今の耳で聴 …
続きを読むおそらく1959年頃のリリースとなるメキシコRCA録音サード・アルバムのオリジナル複刻(ジャケはオリジナルではありませんが)~このアルバム、バックの演奏はより豪華なオーケストレーションとなり、ジャジーなホーンズもフィーチュアーされる場面が多く、なんだか制作側に力が入っています。この辺が一番、メキシコで人気あった頃かも知れませんね。が、この作の後、革命の起こっ …
続きを読むフィーリンのキング、ホセー・アントニオ・メンデスのファースト/メキシコRCA録音3作に続くキューバ/パナルト録音(パナルト盤でなくエグレム盤やアレイート盤で流通しました)で、メキシコから帰国したホセー・アントニオが幼なじみのピアニスト、盟友フランク・エミリオ !! とのセッション録音と、パナルト楽団(おそらくフリオ・グティエーレスのアレンジ)のバックからなる …
続きを読むこちらは後年、キューバへ帰国してからエグレム/アレイートへ吹き込んだ3作目で1978年録音~生ギター弾き語りを中心にエレピやヴァイオリン、ストリングスを配し、ジャジーなムードの中で、変わらずスモーキー・ヴォイスのボレーロを聞かせてくれる作品です。70年代では代表作と言える完成度!
続きを読む人気バンド、コンフント・カシーノから独立しさらに人気を掴んだ1950年代~60年代初頭のキューバの大スター、ロベルト・ファス。当時ベニー・モレー、ミゲリート・クニ、ティト・ゴメスと人気を分け合うほどのスターぶりだったそうですが66年に突然亡くなってしまいました。このグループは、そんな彼の意志を引き継ぎ継続したバンドです。本アルバムは、生前のロベルト・ファスが …
続きを読む50年代にデビュー以来キューバ国内では他の追従を許さない一番人気の“センティミエントの女王”ことエレーナ・ブルケの80年代初頭にリリースされたと思われるアルバム~オマーラ・ポルトゥオンドの良きライバルである彼女、一番脂の乗った時期だったのでしょう、ラテン・アメリカならではの力強い伸びのある声で歌いきります。アドルフォ・ピチャルドが率いるエグレム・オルケスタは …
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