V.A. / パームワイン・ミュージック・オヴ・ガーナ


★V.A./ PALMWINE MUSIC OF GHANA, From Palmwine Music To Guitar Band Highlife

大変、お待たせしました!出す出すと言いつつ2年? やっと完成納品されて来ました。時間はかかりましたが、その分、素晴らしい内容になっているかと思います!よろしく、どうぞ。
>★ >★
△絶賛いただきました!感謝 !!

全50曲のうち49曲が世界初CD化!“アフリカ最初のポピュラー音楽” パームワイン・ミュージックに焦点を当て、20世紀ガーナにおけるその変遷をたどった世界初の本格的復刻コレクション2CD!

「パームワン・ミュージックはアフリカ最初のポピュラー音楽だ」というのは有名。けれど、いったい20世紀初めのパームワン・ミュージックがどんな音楽だったのか? 具体的に実感できる人は少ないと思う。

S.E. ロージーやコー・ニモ、あるいは若手のチェチェクといったアーティストの音楽に触れ、パームワイン・ミュージックの魅力に目覚めた人も多いだろう。その開放的な歌い口とパームワイン・ギターが奏でる空気感には、一度聴いたら忘れられないものがある。

けれど、例えば、エリック・クラプトンが好きになってのち、ロバート・ジョンソンにたどりつくのは容易なことなのに、S.E. ロージーを好きになり、ヴィンテージ・パームワイン・ミュージックを聴きたいと思っても、それはなかなか容易なことではなかった。
なぜなら、これまでパームワイン・ミュージックの決定的な復刻盤が存在しなかったのだから…。

そこが問題だ、と、ある日、深沢美樹は考えた(たぶん)。
そこで、深沢美樹SPコレクションを駆使し、よりすぐりのナンバーを選びつつ、ガーナ・パームワイン音楽の変遷を辿ったのが、この2枚組CD
そのムード満点のボックス・ケース(デザイン by 吉岡修)には、パームワイン・ミュージックとは何か? 深沢美樹、長年の考察を披露した分厚い長文ブックレット(抜粋英訳付)も入っている。音質も望みうる限りヴィヴィッド(リマスター by 森田潤)!

冒頭、ガーナのロバート・ジョンソンことクワメ・アサレ(通称サム)の曲でCDは始まる。その奔放な歌声、ほとばしるようなパームワイン・ギターの素晴らしさにおいて、きっと、“アフリカ最初のポピュラー音楽” の色褪せない新鮮さを感じていただけるだろう。
クワメ・アサレはじめ、珠玉の初期パームワイン・ミュージック音源群に続いて、その後の E.K. ニャメやクワア・メンサ、そしてキング・オニイナや K. ジャシといったオリジネーター達を中心とする曲の並びは、20世紀半ば頃のガーナで、パームワイン・ミュージックがギター・バンド・ハイライフというかたちで発展して行った、その瑞々しい軌跡を聞かせてくれるだろう

これまで、なかなか聴くことができなかったガーナのパームワイン・ミュージックの魅力、加えて、ガーナはもとより、コート・ジヴォワール、ナイジェリア、カメルーン、さらにはコンゴへも伝播したとされるパームワイン・ギターの魅力を、思う存分楽しんでいただける内容!

CD1
1 Sam – Kweku Ewoosi (Fanti)1937
2 Kumasi Trio – Aw Mark Yreba (Fanti)1928
3 Ga Quartet – Gbele Egbe (Ga)1929
4 Kwesi Agyeman Singing Band – Sapoma (Asante)1931
5 Kwamin – Wongyam Odede (Twi)1937
6 Piasah – Me Wu A Meye Beba (Twi)1937
7 Piasah – Asafo Omi Yenko (Twi)1937
8 Kwesi Menu – High Life (Twi)1937
9 Kwabina Mensa – Odonso No,3 (Twi)1937
10 Boateng – Moko No Ye Nyon (Ga)1937
11 Sarpei And His Band – Sika Kotoku (Ga)1950
12 Kosi Gatsey Band – Esi Me Le Do Dzi La (Ewe)1947
13 Okde Nikoi’s Band – Abaye Blonya (Ga)1951
14 Kojo Seidu’s Band – Ahiame (Twi)1952
15 Komla Biney And His Band – Kokosakyi (Fanti)1950
16 Appiah Agyekum – Obaa Korafo (Twi)1950
17 E.K.Nyame – Dogomba ( I Found My Love) (Twi)1949
18 E.K.’s Band – Wo Ara Ko Fa Aba Twerew Ho (Twi)1952
19 E.K.’s Band – Kumasi Keteke A Oreba (Twi)1952
20 Kwaa Mensah And His Band – Kyere Wodo (Fanti)1952
21 Kwaa Mensah And His Band – Nana Akunfi Ameyaw (Fanti)1952
22 Kwaa Mensah And His Fanti Trio – Kweku Damtsi (Fanti)1952
23 Kwaa Mensah And His Fanti Trio – Kwame Nkrumah Aye Adze (Fanti)1952
24 Osei Bonsu – Obina Ntumi Kwame Nkrumah (Ashanti – Twi)1954~55 ?
25 Otto Larte Band – Owu Nni Akyere (Twi)1957
CD2
1 E.K.’s Band – Nkyere Woho Nkyere Me (Twi)1960
2 E.K.’s Band – Antie Christi (Dagomba / Twi) 1963
3 E.K.’s Band – Hwe Me Yeye (Oshibi in Twi)1963
4 E.K.’s Band – Ante Helena (Jive / Twi)1958
5 Kakaiku & His Band – Ghana Land (English)1958
6 Kakaiku’s Band – Eno Mani Awu (Fanti)1957
7 Kakaiku’s Band – Kwame Nkruma Wa Wie Na Fam (Fanti)1960
8 Onyina’s Guitar Band – Taxi Driver (Twi)1956
9 Onyina’s Guitar Band – Wiase Nsem Dooso (Twi)1960
10 K.Gyasi’s Band – Menya Medofopa (Twi)1958
11 Kwabena Nyamaa & His Band – Mma Wani Mmere (Twi)1958
12 Kwabena Nyamaa & His Band – Mere Dwen Meho (Twi)1958
13 Kwesi Tei’s Band – Ao Menua (Fanti)1956
14 F.Micah’s Band – Maye Maye Manya Aye (Twi)1955
15 F.Micah’s Band – Maware Asem Kom! Kom! (Twi)1955
16 Yamoah’s Band – Comfort Mensu (Twi)1958
17 Boateng’s Guitar Band – Anomaa Konekone (Twi)1957
18 Boateng’s Guitar Band – Nni Awerehow (Twi)1957
19 Golden Stars Band – Mene Wo Bewu (Twi)1960
20 K.Gyasi’s Band – Anti Susana (Twi)1961
21 K.Gyasi’s Band – Wiase Yi Mu (Twi)1962~63 ?
22 K.Gyasi’s Band – So Memu Yie (Twi)1962~63 ?
23 Kakaiku & His Band – Nyame Na Daworma (Fanti)1959
24 Kakaiku – Asem Ato Me (Fanti) 1962 ~ 63 ?
25 Oppon’s Guitar Band – Me Yɛ Hohoɔ (Twi)1960

P.S. なによりも、それまで生活や祝祭、労働、祈りやモノ語りといった生きていくあらゆる場面から切り離されることのなかったアフリカの “うた” というものが、クル人の船乗りのマスターしたパームワイン・ギター・スタイルを得ることで、欧州や北米、もしくはカリブ海的な “歌謡音楽” というものを受容し、 “複製音楽” の扉を開いてしまったその初期段階の素晴らしさを味わっていただければと思います。
見よう見まねの快活さ? 韻を踏むこともなく、字余りでもあり、その音程の不確かさにおいて、なんとも素晴らしい自由が漲る歌声!パームワイン・バーでの酔いにまかせた歌合戦を連想させるような? あまりにも奔放でおおらかな歌とコーラスのあり方の素晴らしさ! 明らかにそれは “アフリカ最初のポピュラー音楽” と呼ぶに相応しいものとも感じます。
そして、その初期段階の歌の奔放さをキープしながら、ギターバンド・ハイライフとして熟成していくさまも(それは明らかにいわゆるダンスバンド・ハイライフの流れとは異なります)、じっくり、楽しんでいただきたいと思います。

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