V.A. -OST. / YASAMIN KIYISINDA(The Edge of Heaven )

昨年のカンヌで絶賛されたトルコ系在ドイツ男性・若手映画監督=ファティ・アキンの新作映画サントラCDです(“クロッシング・ザ・ブリッジ”の監督さんですね…)。で、映画のことはともかくとして、ギッシリおいしい曲が収められています。シェヴァル・サム/シャンテル/セリム・セスレル/アメット・カヤ他といった、一癖も二癖もある面子によるトルコ系/ジプシー系/ …

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YESIM SALKIM / SEN NASZLSAN OYLEYIM

トルコ中堅のアラベスク系女性歌手=イェシム・サルクム姉御が大変身!これは面白い~ほぼ全編でブラス高鳴るバルカン~イスタンブール風味満点のジプシー・バンドを率い、ハスキーでクールな熱唱、そこはかと漂うお色気まで!ばっちり楽しませてくれます。前作のアナトリア民謡路線もまずまずでしたが、この08年新作の吹っ切れ具合、ただごとじゃありませんね。加えて、なかなか、あり …

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SEZEN AKSU / YURYORUM DUS BAHCELETI’NDE

ターキッシュポップの女王セゼン・アクスの09年新作は二枚組大作CD。1973年生まれの映像作家ジェヴデト・エレクの四つの作品を収めたDVDが付属。彼はアイデ・モリの一員でもあるようです。CDはかつてのターキッシュポップから彼女のお気に入りの曲を自他ともにカヴァーした全29曲を収録。一枚目はアコースティックで穏やかなアレンジ。二枚目はジェザやクヴァンチKら、ト …

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SEZEN AKSU / DENIZ YILDIZI

トルコのユーミン、という風評もありますが、どちらかと言うと中島みゆき?ま、どっちでもイイんですが、彼の国でもっとも重要な歌手のひとり、セゼン・アクスが3年ぶりとなる新作をリリースしてくれました(08年作)。通算21枚目となる本作のオリジナル・タイトル“デニズ・ユルドゥズ”とは海の生物ヒトデのことだそう。どういうタイトルなんだか、よくわかりませんねえ。が、とに …

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CAN ATILLA / CARIYELER GECELER

オスマンの時代をロマンティックに表現するトルコの売れっ子作曲家、ジャン・アティラの05年作~ミスティックかつトラッドな、インスト中心の作品ですが、曲によってフィーチュアーされる女声がなかなかOKですね。トルコっぽいというよりはギリシャ風、哀愁あるサッパリとした歌声を聞かせ、サズ&ダルブッカのベリーダンス・ビートに軽く乗る感じの、冒頭のヴォーカル・ナンバーが秀 …

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CEM KARACA / APASLAR, KARDASLAR, MOGOLLAR, FERDY KLEINE’a tesekkurleriyle

アナドルロック四天王ジェム・カラジャの74年発売2ndアルバムまでスペインPHARAWAY SOUNDSからリマスター再発です! アパシャラールやカルダシュラル、モーラルなど、バック・バンドを従え、ボブ・ディランばりのフォーク・ロックや、怪しげなムードのサイケ歌謡、プログレ、ブルース、トルコ独自のトラッドや民俗音楽を混ぜ合わせた、何ともスパイシーで土着的なエ …

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FIKRET KIZILOK / ANADOLU’YUN

スペインの中東復刻専門レーベルPHARAWAY SOUNDSのアナドル堀りはここまでキタ! トルコのニック・ドレイクことアナドル・アシッドフォーカー、フィクレト・クズロクの1971年から1975年までに発表されたシングルを集めたベスト編集盤、もちろんリマスターされています。同時代のブリティッシュロックやソウルジャズに影響を受けたサウンドプロダクションに、サズ …

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SIYAHAL / ASK VE RUH

2002年にデビュー作をリリース、そして久しぶり、こちらがセカンドアルバムのようです。10年間、何をしていたんでしょうね?エキゾティックな風貌にあわせてか、おそらく南インドあたりでロケしたPVがイイ感じですが、音楽的には西洋楽器も使用しながらのオーソドックスなハルク、淡々としたごくハルクらしい歌い口を聞かせています。ポリティカルな歌も自作しているようですが、 …

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TRIO MARA / DERI, BIHAIND THE DORRS

ヴァイオリン、ピアノ、そしてヴォーカルの女性トリオ。西洋クラシックの音楽手法を取り入れ、彼女たち3人の出自でもあるクルド系フォークロアを中心に、アルメニア / アゼルバイジャン / そしてトルコといった言語による、それぞれのフォークロアをライヴ録音で綴った異色アルバムです。トルコとアルメニア、そしてクルド人の不幸な歴史を踏まえて演じられる意欲作!

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