ALI FARKA TOURE & TOUMANI DIABATE / IN THE HEART OF THE MOON

どういう風の吹きまわしでしょうか、(ニック・ゴールドの意向でしょうか)マリアン・ブルース弾き語りの大ヴェテラン=アリ・ファルカ・トゥーレの新作は、同じくマリ出身/欧米における活躍で有名なコラの名手=トゥマニ・ジャバテとのコラボレーション、ゆったりとリラックスしたギター&コラの弦の交わりを、インスト中心で繰り広げてくれます。いやー、いつもよりイイじゃないですか …

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LOBI TRAORE / RAINY SEASON BLUES

2010年6月1日に急逝してしまったロビ・トラオレの遺作となりました。ロビ本領発揮のバンド・スタイルではありませんが、まさに“雨期のブルース”~マリのニジェール川をミシシッピーになぞらえ?湿りのあるカントリー・ブルース/バンバラ・ブルース新旧オリジナル曲を、ギター弾き語りソロ一発録りで、淡々と聞かせてくれます。なんだか、やっぱり哀しいような諦観の漂うムード~ …

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AFEL BOCOUM & ALKIBAR / TABITAL PULAAKU

“アフリカン・フェスタ2009” 来日で話題を呼んだ半農半芸?マリアン・ブルース・ギタリストの新作です!故アリ・ファルカ・トゥーレのバンドに13歳の時に参加、80年代に自らのバンド=アルキバルを結成~ニジェール河の流れにも似たゆったりと、時に激しくうねる音楽は、砂漠のデルタ・ブルース? 「アフェル・ボクームの有機的でやさしいグルーヴに …

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VIEUX FARKA TOURE / FONDO

西アフリカ、マリのブルースマンと呼ばれ、2006年3月にこの世を去った故アリ・ファルカ・トゥーレ、その父の遺志を継ぐ息子ヴィユー・ファルカ・トゥーレのセカンド・アルバムが登場です。父とのラスト・レコーディングも収録したデビュー・アルバムから、さらにマリアン・ブルース・サウンドを進化させ、これはブラック・マリからのデザート・ブルースへの返答とも言えそうな充実作 …

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VIUEX FARKA TOURE / MON PAYS『モン・ペイ〜我が母国、マリに捧げて』

マリアン・ブルース若き担い手、ヴィユー・ファルカ・トゥーレの新作です!こちらもまた、父であるギタリスト、故アリ・ファルカ・トゥーレのスタイルを継承する新世代演奏家です。その、ヴィユー・ファルカ・トゥーレが、伝統ナンバーを含めより多彩なスタイルで内戦に揺れた母国=マリへの想いを「音」で紡ぐ2013年作品。ンゴニの煌びやかな旋律が印象的な>(3)、シディキ・ジャ …

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SAMBA TOURE / CROCODILE BLUES

故アリ・ファルカのバンドでギターを弾いていたマリのヴェテラン、サンバ・トゥーレ新作(欧州盤2作目)は、なかなか渋い境地のニジェール・デルタ系マリアン・ブルースを聞かせます。タマやジェンベ、あるいはソクやンゴニも聞こえるアンサンブルの中、故ロビ・トラオレをダルにしたような感じのギター&ヴィーカル・ブルース~あるいは、砂漠のブルースをちょっと湿らせたようなサウン …

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SAMBA TOURE / SONGHAI BLUES

アリー・ファルカ・トゥーレを慕い、彼のツアー・メンバーとしても活躍した“ブルースマン”がインタナショナル・デビュー!サンバ・トゥーレはアリーのスタイルに大きく影響されながらも、自身のバンドにおいて独自のブルースを発展させるべく、地元でカセット作品を発表し、研鑽を積んできたということですが、2006年に死去したアリーに捧げる作品を制作したのはこれが初めだそう。 …

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SAMBA TOURE / ALABALA

マリ、トゥンブクトゥの小さな村で育ち、母親が若きアリ・ファルカ・トゥーレのグループで歌っていたこことから、幼い頃から音楽に親しんでいたそうです。家を出て首都バマコでの音楽活動を経た後に、アリ・ファルカから誘われ、1990年代の後半頃から彼のグループでギターを弾くことに、そして2006年のアリ・ファルカ・トゥーレの逝去後に独立、翌年にはマリでソロ・アルバムをリ …

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ALI FARKA TOURE / RED & GREEN

元祖”砂漠のブルース男”マリのジョン・リー・フッカーと呼ばれるアリ・ファルカ・トゥーレの、ギター弾き語りアルバム1979/1988年録音2作を2CDで複刻!トゥンブクトゥ(トゥアレグの人々が多く住まうことでも知られます)の名士として、K7レコードの社主でもあり、90年代半ばにはライ・クーダーと共演アルバムを作り~グラミーも受賞している有名アーティストですが、 …

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VIEUX FARKA TOURE / SECRET

故アリー・ファルカ・トゥーレの意志を受け継ぐヴィユーの11年新作はSOULIVEのエリック・クラズノーをプロデュースに迎え、デレク・トラックス、デイヴ・マシューズ、アイヴァン・ネヴィル、ジョン・スコフィールドら、US南部~ジャム~ブルースの名人達が参加したアフリカ×USAギター対決アルバム!と書くと、喜ぶ人もいるでしょうが、あまりにアメリカっぽすぎるのもどう …

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BOUBACAR TRAORE / MALI DENHOU

マリのミシシッピ・ジョン・ハート!?ブーバカール・トラオレの最新アルバム!1960年代から活動していたというからもう半世紀、変わらずバンバラ系マリの生ギター弾き語り自作自演ブルースを聞かせてくれるわけですが、渋さ、軽妙さ、憂鬱、諧謔もないまぜになった淡々とした表現は不変ですね。淡々です。淡々で“カンカン”で、ほんのちょっとサハラでアラビックなブルースです。ギ …

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