スペインの中東音楽専門復刻レーベルPHARAWAY SOUNDSの新作はトルコ・アナドル・ロック〜オズギュンの代表格、セルダの1979年の4thアルバム。80年代を通じて警察による不法拘束などと闘い続けた不屈の闘士セルダ。このアルバムはエレキギターやシンセなどのサイケデリックロック色を封じ、サズ&エレキ・サズを中心にリズムセクションだけが欧米のドラムスが用い …
続きを読むスペインの中東音楽専門復刻レーベルPHARAWAY SOUNDSの新作はトルコ・アナドル・ロック〜オズギュンの代表格、セルダの1979年の4thアルバム。80年代を通じて警察による不法拘束などと闘い続けた不屈の闘士セルダ。このアルバムはエレキギターやシンセなどのサイケデリックロック色を封じ、サズ&エレキ・サズを中心にリズムセクションだけが欧米のドラムスが用い …
続きを読む交わり、そして交わらずに様々な民族が住まうトルコという国、そんなトルコの多彩でいて、どこか共通の響きを奏でるようにも聞こえる様々なフォークロア・民謡=ハルクを、1950年代から70年代にかけてのオデオン音源からセレクトしたCDとなります~しかも選ばれているのは女性歌手ばかり!現在にも続くハルク、という、ある種、掴みどころのないジャンルの秘密が、このオデオン復 …
続きを読むトルコ/オデオン音源を使用した1960~70年代初めのハルク集、となっていますが、いわゆる現在のハルク一般とは趣きが違った曲が多く、要するに“ハルク=フォークロア”という意味でのハルク集かも知れません。何にしても、民謡/民俗音楽/古典音楽/都市の大衆音楽が渾然一体となって発展して来たトルコらしい、スタイルを限定しにくいレトロ民謡集と言えるでしょう。内容として …
続きを読むエスメル、現在26歳の彼女はクルド人が多く暮らすトルコ南東部ディヤルバクルの出身。本作でデ ビュー、クルド語によるフォークロアっぽい曲を歌い綴っています。が、その多くは伝承曲でなくオリジナル〜中には彼女自身が作曲したものも含まれています。先代 “クルドの娘” アイヌールよりもソフト、きめ細かいコブシまわしが特徴で、歌唱力は充分〜今後注目されそうな 逸材と見ま …
続きを読むアリ・ラザ・アルバイラクがフセイン・アルバイラクが出会ったのは2002年ということですから、同じ名字ですが兄弟というわけじゃないんですね、で、同じアナトリアのフォークロアを追求している歌い手であり器楽奏者、作曲も志す者同士ということで、フォークロア、そしてスーフィー音楽系デュオとして活動を始め、2004年には同じくKALANレーベルよりデビュー・アルバムを出 …
続きを読む“哀しみの声”と渾名されているそうです。トルコのハルク女性歌手です。アシュクの歌もうたっています。サズのストローク、ガイタの音色響く、典型的なハルク伴奏で、まさに哀しみの節まわしを聞かせてくれます。
続きを読む“アジア・マイナー(MIKRA ASIA)” すなわちアナトリアのギリシャ側からの呼び名ということになりますが、あえてこのイスタンブール生まれの若手女性、ガムゼ・ジャンユルトが自らのデビュー作にその呼び名を冠したことの意味は、アナトリア(特にイズミール = スミルナ)からのギリシャへの帰還者達が20世紀前半に生み出した歌謡音楽、レベーティカとも親戚関係の古 …
続きを読む90年代から活躍しているトルコ民謡系音楽“ハルク”の人気女性歌手アイヌール・ハシュハシュ。前作はエレクトロニックな内容でしたが、今回は彼女本来のスタイルである純アコースティック・スタイルです。複数本のバーラマにズルナ、太鼓を加えたシンプルな伴奏を中心に、伝承曲やオリジナル曲を歌っています。ハスキーで深みのある歌い口は変わらず、それでもってより大人っぽい洗練さ …
続きを読むエレキギターとドラムスというミニマルな編成から、「トルコのWHITE STRIPES」とも呼ばれる(ただし見た目はスーパーマリオブラザーズですが)民謡ミニマルロック・デュオ、デルディヨクラル・イキリシ。ドイツに活動拠点を移した後、1985年の名盤がスペインGUERSSEN傘下の中東音楽専門レーベルPHARAWAY SOUNDSから再発されました。一つのボディ …
続きを読むギュライが待望の新作はカランから移籍しての2CD~ギリシャ系とアルバニア系の両親の間に生まれた女性歌手/95年にポップ系歌手としてデビューした後にフォークロア/ハルク系シンガーに転身し、大きな人気を獲得するようになりました。そんな彼女が2年ぶりに発表した06年作は、彼女の真骨頂とも言うべきターキッシュ・フォークロア・スタイルの曲ばかりを綴った豪華な2枚組~伝 …
続きを読む容姿端麗な都会派ハルク歌手として当店でも人気の女性歌手ギュライ11年新作です。なんと民族楽器を全く用いず、アコースティックギターやエレピ、サックスなど西洋楽器を中心にしたサウンドはアダルトコンテンポラリー・ハルクとでも呼びましょうか。大人です! 目指した所がセゼン・アクスではなくハリス・アレクシーウだった…そんな事を考えてしまします。どこまでもクールな歌い口 …
続きを読む中央アジアのカスピ海南東岸、多くは昔ながらの遊牧生活を営むトルクメン人の血を受け継ぐ女性歌手/バーラマ奏者オズレム・タネール。8歳よりバーラマの演奏をはじめ、その後音楽学校でしっかりと伝統音楽を勉強したというアカデミックな経歴も持つ彼女は、2007年に>『トルクメンの娘』においてデビュー、民謡をベースに巧みなミクスチュアーを聞かせるアレンジと曲想で、当店的に …
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