MERIDIAN BROTHERS, CONJUNTO MEDIA LUNA / PAZ EN LA TIERRA

>前作が “クラウト・クンビア” と評判を呼んだエブリス・アルバレス率いるメリディアン・ブラザーズと、コロンビア北部、カリブ沿岸の山岳地方、モンテス・デ・マリアに息づく伝統ダンス音楽 “クンビア・サバネラ” の継承者、コンフント・メディア・ルナの共作ということで、その内容は、まったく “クラウト・クンビア” ではなくて、アコーディオン、ベース、コンガ、グアチャラカ、カハ、そして男声ソロ・ヴォーカルのみによるアンサンブルを聞かせるアルバムとなっています。CD裏ジャケには一曲ごとに、クンビアのスタイル名称が表記されていますが、曰く〜 SON INQUIETANTE / MONTOUNO CHANDEATH / TOPOPICALISMO CANIBAL BOGOTANO / PASEO TRITE / PASSEO DOCTRINARIO / CUMBIA JOMENAJE / MERENGUE CONCENCIA / PUYA COLERICA / PASSEO BLACK / PASEO CONSCIENCIA 〜というわけで、何がなんだか全くわかりませんね。というか、スタイル名(伝統的なものなのか、勝手に名づけたものなのかも不明)はともかく、みんな同じに聴こえますが…、あるいは逆に、伝統的な反復演奏スタイルでこそ、トランスはいっそう深まると確信しているような、逆説的なアルバムになっていますよ(?)。


以下、国内配給盤メーカーインフォより

温故知新!コロンビアの最先端クンビア~トロピカル系プロジェクト、メリディアン・ブラザーズが、クンビアの伝統的スタイルの1種、クンビア・サバネーラを極めるプロジェクト、コンフント・メディア・ルナと共同で創り上げた、強靱なトランス感を持ったサウンド群。

● 数枚の国内盤発売で、日本でもワールド・ファンからクラブ・ミュージック・ファンまで、知られることとなったメリディアン・ブラザーズ。ギタリスト/コンポーザーのエブリス・アルバレスのもと、1998年に活動をスタートさせ、クンビアやバジェナート、サルサをエレクトロに溶解した、独特のサイケな脱臼系電子トロピカル音楽で、注目を集めてきました。
● 本作は、そんなメリディアン・ブラザーズと、コロンビアのカリブ海に面した、コルドバ県(Córdoba)、スクレ県( Sucre)、ボリバール県(Bolívar)で演奏される、伝統的なクンビアの一形態、クンビア・サバネーラ(Cumbia Sabanera)を演奏する、イバン・メデジンによる首都ボゴタのプロジャクト、コンフント・メディア・ルナが、共同で制作したアルバムです。
● この地域には、モンテス・デ・マリア別名、サン・ハシント山脈が位置していて、トラディショナルなクンビア・グループ、ロス・ガイテイロス・デ・サン・ハシントの出身地として知られる、サン・ハシントの町もあり、クンビアのプリミティヴなスタイルが残る地域でもあります。
● コンフント・メディア・ルナの音楽も、イバン・メデジンが弾くアコーディオンを中心に、グアチャラカ、カハ、コンガといった伝統的楽器を使い、演奏されます。その演奏形態も、クンビアかっらプージャ、パセオ、メレンゲ、バジェナートなど、伝統スタイルを取り入れたのもです。
● メリディアン・ブラザーズのエブリス・アルバレスとコンフント・メディア・ルナのイバン・メデジンは、お互いに、それら伝統スタイルの空気感や音の間に、逆に新しい可能性を感じ共演。さらに、彼らならではの現代的な感覚、音処理を加えて、アルバムは制作されました。
● そして出来上がった音群は、強靱なトランス感をもった、ある意味、最先端なサウンドを獲得しています。
日本語解説:長嶺 修

1. En Teusaquillo te Pueden Partir la cara 04:11
2. Mi Primo El Boxeador 04:28
3. Pensando En Mi Morena 03:45
4. La Conquista De Otros Planetas 03:35
5. La Secta 03:43
6. El Profesionalismo Es Importante 06:26
7. Paz En La Tierra 03:38
8. La Tocata De Ivan El Terrible 05:01
9. La Pesadilla 03:58
10. El Hombre De Alma Traicionada 03:05

 

go top