LELA PAPADOPOULOU ‎/ SMYRNEIKA, REMBTIKA

レラ・パパドプル(1933-2009)、アテネで生まれ、子供の頃からレベーティカに親しむ傍ら、裕福な家庭に生まれ、ピアノを習い音楽教育を受けるも父の会社が倒産、ピアノをアコーディオンに持ち替え、十代の後半からステージに上がり、マルコス・ヴァンヴァカリスやヤニス・パパイオアーヌはもとより、ヴァシリス・ツィツァーニス、マノリス・ヒオティス、ザンベータス、グリゴリス・ヴィツィコツィス、パノス・ガヴァラス、そして、ステリオス・カザンジディスといった歴代の名歌手、音楽家達のバックでアコーディオンを弾き、コーラスをつとめて来た女性です。ピレウス派も、スミルナ派のレベーティカも、そしてライカの時代になっても、アコーディオン&コーラスをつとめ、数々の録音に参加して来ました。
珍しくも(?)タバコやお酒を嗜むことなく(ギャンブルには相当入れ込んだようですが)、2度の結婚で生まれた3人の子供、そして3人の孫にも恵まれ、アテネでアコーディオンを抱え歌い続け、晩年まで過ごしたとのこと。が、自ら歌った録音は、数々のシングルやLPへの参加曲はともかく、CDとして3枚の主唱CD があるだけです。本盤はそのうちの1枚で、1997年リリースのCDとなります。以前は黒ジャケで出ていましたが、赤ジャケ新品で入荷して来ました。録音はもう少し以前のもののように思えますが、特にデータがありません。が、オリジナル・アルバムとして録音されたものと聞こえます。ジャケは、もちろん若い頃の写真ですね。
若い頃の主唱録音がまとめて聴けないのは残念ですが、タバコやお酒を嗜むことはなかったということで、多少枯れていながらも、未だ張りを失っていない歌声において、スミルネイカ・ソングのレパートリーを聞かせるレベーティカ・アルバムとなっています。その、オリエンタルな旋律を辿りつつも、レベーティカの変拍子リズムに変化を与える自在なアコーディオンの演奏、そして、長いキャリアと経験から滲み出すようなディープな味わいを聞かせる歌声を、お楽しみあれ!
>こちらでも紹介されました!

1 Μου ‘Φαγες Όλα Τα Δαχτυλίδια
2 Το Κορίτσι Απόψε Θέλει
3 Πίνω Και Μεθώ
4 Ο Πασάς Κάνει Γιουρούσι
5 Πέντε Έλληνες Στον Άδη
6 Η Παραμάνα
7 Άλλα Μου Λεν Τα Μάτια Σου
8 Πρσφυγάκι
9 Μέσα Στου Μάνθου Τον Τεκέ
10 Ο Καπετανάκης
11 Ο Μανώλης Χασικλής
12 Δεν Θέλω Το Κακό Σου
13 Περασμένα Ξεχασμένα
14 Ο Ντόκτορ

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