何と音源の完成から3年の月日を経て、フィジカルなCD製品として日の目を見ることになりました。2枚組大作「Imaginario」がここ日本でも音楽通の間で話題となったフアン・カルロス・インガラモの三部作最終章が日本初入荷!
指先を通じて溢れ出るイマジネイティヴな情景、言葉もなしに語られる物語。時に浮遊するepのトーンを用いたりもしながら、インプロビサシオネス=即興ということが俄かには信じられないくらいにコンセプチュアルな世界観を持ったアルゼンチン・コルドバ出身のベテラン鍵盤奏者によるピアノ・インストゥルメンタル。
今作の版元メロペアを主宰するリト・ネビアのバックを務めたロス・ムシコス・デル・セントロというバンドの創設者で、同じく鍵盤奏者/コンポーザーであるミンギ・インガラモの兄弟。いままでに参加してきた音源は、ペドロ・アスナール、ディノ・サルーシ、ルーベン・ラダ、モノ・フォンタナなど90枚以上を数えるベテランで、故郷コルドバで行われる国際ジャズ・フェスティヴァルでは歌手のメリー・ムルーアらを従えてクロージング・アクトも務めました。フィト・パエスやウーゴ・ファットルーソが参加した「Imaginario」、オランダ人チェロ奏者エレン・デ・ヨングとの「Duo」に続く三部作最終作の「Improvisaciones」では、パタゴニアの森の繁りや渓谷を流れる水音、豊かな自然風景を想起させるような生ピアノの瑞々しいコンテンポラリー・ジャズやフォルクローレのヴォイシングから、自身が身を置いた南米産レア・グルーヴ/ジャズ・ロックを思わせるフュージョニックなゆらめきのepにfxも操作したトラック、そしてラスト・トラックm-12にはリト・ネビアと共作の”Cuando yo me transforme”ソロ・ピアノ・ヴァージョンを収録。(サプライヤーインフォより)