ETRAN DE L’AÏR / AGADEZ

エトラン・ド・ルアイル、古くからトゥレグのキャラバンが行き交いした、サハラ砂漠の交易の中継地として栄えたというニジェールのアガデス、そのアガデスで90年代半ばから現地のトゥアレグを聴衆とし活躍して来た老舗バンドだそう(CDとしては18年作に継ぐ2作目とのこと)。それにしても、2コードの反復に徹したそのバンド・サウンド、単音奏法の綺羅びやかさと、シャラシャラとストロークされるエレキ・ギターの重奏が、微妙に変化しながら繰り返すフレーズ、ウネリを引きずるような重いベース音の反復、ひたすら前傾の変拍子を叩き出すドラムスを軸に、ジェンベの連打や女声ウルレーションをかき分け、遠くに向かって叫ぶように繰り返される不揃いなコーラス、時に輪唱のようにも聞こえる歌声…云々、そうした繰り返し、ひたむきな反復が誘う陶酔こそ、トゥアレグ音楽の真髄かと !?本作を聴けば、ご納得いくんじゃないでしょうか?

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1. Imouwizla 04:26
2. Toubouk Ine Chihoussay 04:15
3. Nak Deranine 04:47
4. Tchingolene 03:13
5. Nak Igley Ismadarana 04:22
6. Tahawerte Ine Idinette 05:40
7. Alhaire 02:57
8. Adounia 04:34
9. Karade Marhane 03:31
10.Tarha Warghey Ichile 03:35

Moussa “Abindi” Ibra – Guitar, Vocals
Abdourahamane “Allamine” Ibrahim – Rhythm Guitar, Vocals
Abdoulaye “Illa” Ibrahim – Bass
Mahmoud “Achkouskous” Ahmed Jabre – Drums
Idrissa “Bouzou” Amouman, Abdourhamane “Lallou” Almoustapaha Bilal – Djembe

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