EMAHOY TSEGE-MARIAM GEBRU / JERUSALEM

先ごろ、2023年の3月23日に99歳で亡くなったエチオピア出身の女性ピアニストにして作曲家、エマホイ・ツゥゲ・マリアム・ゲブルのレアー音源〜1972年の10インチLP(現存数は世界中で5枚に満たないそうです)と、2012年に “Emahoy Tsegue Maryam Music Foundation” より、人知れずリリースされていたCD音源からの初復刻10曲を収録したCDになります。もちろん、>こちらとは重複曲はありません。それでなくとも長い人生の中、録音の機会に多くは恵まれなかった孤独な天才の、すべての音源をお聞きになりたい方ならば、見逃すことのできない初復刻になると思います。

1. Famine Disaster 1974 (2012)
2. Home of Beethoven (1972)
3. Jerusalem (1972)
4. Aurora (1972)
5. Quand La Mer Furieuse (2012)
6. Have You Seen Assayehegn? (2012)
7. Movement from Rainbow Sonata (2012)
8. Woigaye, Don’t Cry Anymore (2012)
9. Farewell Eve (2012)
10. The Pilgrim Song (2012)

>こちらで辛口批評されました(ミシシッピー・レコーズ批判)!それにしても、あの幻のイスラエル盤 CD をお持ちなんて、なんともビックリ!スゴイですねえ〜無断リンク陳謝&感謝!

〜以下、メーカーインフォの意訳です。
本CD は、作曲家、エマホイ・ツェゲ・マリアム・ゲブルーによる、事実上、これまで聴くことができなかったピアノ曲が、初めて公開された復刻アルバムです。
エマホイ・ツェゲ・マリアム・ゲブルのオリジナリティは正真正銘のものであり、60年代初め以来、彼女はレコードをリリースすることにより、その売上金を故郷の孤児院に提供してきたエチオピアの修道女でもあります。 彼女の独特な作曲作品とその演奏スタイルは、エリック・サティ、ドビュッシーや、コプト・エチオピア教会の典礼音楽とエチオピアの伝統音楽との振り幅の中に生み出されました。それは、あなたがこれまでに聞いた中で最も感動的なピアノ音楽の一つとなるでしょう。
本作は、2006 年に仏BUDA がエチオピーク・シリーズにおいて、彼女の音楽を世界に紹介して以来、初の未復刻音源のリリースです。オリジナルのマスター・テープとほぼ入手不可能なアナログ盤音源から構成された『エルサレム』は、エマホイ・ゲブルの演奏とその奥深く秘められた新たな側面を明らかするでしょう。
本CD には、これまで、世界に数枚しか存在しないことが知られている 1972 年の10インチ・アルバム『Hymn of Jerusalem』からの曲が収録されています。 これらには、「Home of Beethoven」、「Aurora」、そして、彼女の作品中でも傑出した真の傑作とされる、感動的な曲「Jerusalem」が含まれています。また、「Quand La Mer Furieuse」は、エマホイの歌声をフィーチュアーした曲としては初の復刻となります。こちらは、2023年秋に予定されているエマホイの歌唱アルバムを予告するものです。ほか、エマホイの自宅レコーディングから収められた「Farewell Eve」「Woigaye Don’t Cry Anymore」と「Famine Disaster 1974 」は、コプト教典礼における古典的なモチーフを、新しいモードへと架け渡した曲たちと言えるでしょう。

go top