1980年代後半からアルジェリアはもとより、フランスのカビリア/ベルベル人コミュニティーでも活躍してきた大人気歌手、タクファリーナスの11年新作です!明るくダンサブルなアルジェリア産シャアビ/カビールソングに、特製のダブルネック・マンドーラを弾きまくり、とぼけた声でネチっとしたコブシを回しまくります。アラビック・オーケストラを使った曲から四つ打ちハウス、ヒッ …
続きを読む1980年代後半からアルジェリアはもとより、フランスのカビリア/ベルベル人コミュニティーでも活躍してきた大人気歌手、タクファリーナスの11年新作です!明るくダンサブルなアルジェリア産シャアビ/カビールソングに、特製のダブルネック・マンドーラを弾きまくり、とぼけた声でネチっとしたコブシを回しまくります。アラビック・オーケストラを使った曲から四つ打ちハウス、ヒッ …
続きを読む★フリア・アイシ『レナヤテ〜アルジェリアの女たちの歌』>前作『オーレスの騎兵』(同じくライス盤)が評判を呼んだ飾ったアルジェリアの女性歌手フリア・アイシ。前作では彼女の出身地アルジェリア北東部の山岳地帯、オーレス地方の伝統歌謡をフランスのグループとともに現代化したが、5年ぶりとなる本作ではアルジェリア各地の歴代の女性歌手たちのレパートリを取り上げているそうで …
続きを読む1965年生まれということですから当年とって43歳(この作リリースの2008年当時)、で、このジャケはアリなのかどうか?白雪姫なんでしょうか…?というようなことはアラブPOPの世界ではいつものことですから置いておくとして、80年代前半のデビュー以来、大国シリアで永らくナンバー1スターを張ってきたアサーラの新作が届きました。それがシリアならではの歌 …
続きを読む以前、シャンソン系カヴァー・アルバム もリリースしていたトルコ実力派人気女性歌手、ジャンダン・エルチェティン(当時現役高校教師!)の05年作は、隣国ギリシャのパナギオーティス・トゥンダス、ヤニス・パパイオアーヌ、ステリオス・カザンジディスらの往年ヒットのカヴァー、ほか、詠み人知らずのギリシャ系民謡を中心とした汎東地中海指向の充実作!トルコ〜アラベスク風味も交 …
続きを読む★マリエム・ハッサン / 棘 モロッコの南の国“西サハラ”のポリサリオ戦線において祖国独立のために音楽活動を続けて来たという女闘士マリエム・ハッサン~待望のサード・アルバムがリリースされました!西サハラ/トゥアレグ系の伝統的な歌謡スタイルの流れを汲みつつ、シンプルかつブルージー、よく練られたギター&パーカッションによるバックに、ドスが効いた、哀愁のこもった砂 …
続きを読む★マリエム・ハッサン、ヘイラナ、ファクナシュ、ナイム・アラル、etc. / メデフ -サハラ、いにしえの唄 強力!イスラムの預言者ムハンマドへの賛歌たる古謡=“メデフ”(決まった詩を自由な節回しで歌い綴る)を競い合う女性歌手達(マリエム・ハッサンを中心に、このジャンルを代表する女性歌手が3人加わっている)のパフォーマンス集!広義にはベルベル系(トゥアレグも含 …
続きを読むモロッコ出身のアラブPOPニュー・フェイス!ジャナット嬢の06年作〜モロッコ系アラブ世界全国区女性歌手と言えば、サミーラ・サイードが有名ですが、このジャナット嬢、若々しいルックスと、瑞々しい歌い口で、サミーラの艶やかさとはまた一つ違う路線の若手です。イケイケのビート・ナンバーは一切無し、エジプト系ジール風のアレンジも皆無で、ゆったりとしたバラード的感触のアラ …
続きを読むこれは激レア! チュニジアのユダヤ人コミュニティーに残された祈祷のフィールド録音をアラブ〜マグレブ音楽の復刻版で知られる仏MLPがリリース。ユダヤ教の重要な儀礼ペサハ(過越祭、キリスト教で言うイースター)で読む祈祷を四人の朗唱全四曲収録。マグレブの古楽であるアラブ=アンダルース音楽と共通する節回しが随所に現れ、他ではあまり聞けない貴重なものとなっています。2 …
続きを読むジョシュクン・カラデミル(1986年生まれ)とエミルハン・カルタル(1988年生まれ)は共にアカデミックにトルコの伝統音楽を学んだ若き音楽家。トルコを中心にした西アジア一帯で使われているリュート属の撥弦楽器サズを弾き語りで聞かせるそんな彼らがタッグを組んでリリースしたのがこのアルバムとなります。ここで聞かせるのは作者不詳の民謡のメロディに吟遊詩人らが歌詞を付 …
続きを読む銅製のプレートを指で叩きながら、その独特な残響の中で歌うイエメン古来のスタイル~後継者もなく最後の名人と言われるムハンマド・イスマイル・アルハミシのオコラ録音です。ミニマルでいてスーフィーの色合い濃い名人芸、とでも言えますが、何にしろプレートの響きと枯れた歌声の溶け合うさまが印象的です。
続きを読むA journey through the life and music of Roza Eskenazi〜ということで、レべーティカ・マニア必見のDVDが出ていたんですねえ…>こちら で知りました(さすが、マエストロ!)で、出演者がまたスゴイ!ハリス・アレクシーウと >メフタップ・デミル! >マーサ・フリンヅィラ、そして、ヤスミン・レヴィほか〜 …
続きを読む2010年12月、チュニジアに端を発したアラブ各国の民主化運動はいつしか「アラブの春」と呼ばれ、現在でもその余波は続いてます。そうした民主化を求める国々に縁のあるミュージシャンやシンガーたちはこの動きに黙することなく、各々それを鼓舞や礼讃、また犠牲なった人々に対しての哀悼を音楽によって捧げています。本作はそんなアーティストを集めた画期的なCDとなりました。〜 …
続きを読む1960~70年代を通じてのアルジェリアン・シャアビのコレクション2CDです!リマスターで音が良くなっているところも嬉しいところ、ですが、~要するにエイト・メンゲレット/イディール/ルーネス・マトゥーブといったカビール語で歌い始めたプロテスト系フォーク世代以前のアラビア語系カビール歌手の系譜が楽しめるナイスな選曲!しかも、ダフマーンと並び、あるいはそれ以上に …
続きを読むスペインのアンダルシーア地方は8世紀から15世紀までアラブ/イスラーム支配が続いたことはご周知のとおり。その時代に生まれ、15世紀以後は北アフリカのアルジェリアやチュニジアやモロッコなどに根を張り、さらに近年はパリのアラブ移民たちの音楽として逞しく生き続けるのがアラブ・アンダルース音楽。本2CDはそんなアラブ・アンダルース音楽における20世紀に残された音源= …
続きを読む独ネットワークの新作はチュニジアの若きヴァーチュオーゾ兄弟によるウードとカーヌーンの新感覚アラブ古典アンサンブル。ベルベル人女性歌手の歌うマグレブの香りする古典から、フラメンコギター、西洋クラシックの弦楽カルテットとの共演など、現代に生きる若いアラブ人古典音楽家らしいセレクト。パキパキな演奏も聴きどころ。
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