MIMIS PLESSAS ‎/ EROTIKA DRAMATA, Mousiki Tou Aioniou Erota 1

ミミス・プレッサス(1924−)はギリシャの作曲家・ピアニスト、1950年代半ば以降、映画音楽(100以上の映画のサウンドトラックを手掛けたそうですが)ほか、大衆歌謡、舞台やTV、ラジオの分野でも活躍、英仏語に堪能で、国際的にも活躍しました(最後の作品は2016年)。本2CDはそんなミミスの仕事のほんの一部であるものの、代表的な仕事を幾つかピックアップしたも …

続きを読む>

GALEFFI / SETTEBELLO

91年生まれ、2017年アルバム・デビュー、こちらは2020年の2作目。かまえたところのない、ブッキラボーだったり、感情任せで明け透けだったりする歌声が、まず、悪くないですよね。そんな、どこかロックを溶かし込んだような歌いまわしが、ラフなリズムに乗って、いかにもイタリアなメロディーに沿って上向きに放たれる感じ、これもまた21世紀のカンタトゥーレ!? というこ …

続きを読む>

ALESSANDRO MANNARINO ‎/ APRITI CIELO

ローマ1979年生まれ、22歳で音楽活動をスタート、シアトリカルな音楽パフォーマンスを続けて来たそうですが、30歳でCDデビュー、ノスタルジックかつ演劇的な歌世界を繰り広げるシンガー・ソングライターの4作目となる2017年作(見逃していました…)、イタリア Spotify のランキングで1位なったり(2000万ストリーミング!)、1〜4作目の本作まで、イタリ …

続きを読む>

V.A. / TA LAIKA TIS MEGALIS OTHONIS

これ、ちょっとイイですねえ、タイトルを訳せば、『大きなスクリーンのライカ』つまり、映画シーンの中で歌われたサントラとしてのライカを集めたコンピレーション!50〜60年代の録音を中心とした雰囲気満点の曲が揃っていますよ! CD1 1 Panos Gavalas, Ria Kourti /Kathe Limani Kai Kaimos 2 Sperantza V …

続きを読む>

MARIO, GIORGOS ZIKAS / SVISTA OLA

マリオ(・コンスタンティニドゥ)、1945年テッサロニキ生まれ、母親がトルコ生まれなので、トルコの歌やアマネス(アマーン・ソング)を子守唄に育ったそうです。父は打楽器奏者であり、楽器制作者だったということで、その音楽的環境は申し分なし。70年代の初め頃からテッサロニキで歌い始め、シングルデビューは75年、その後、幾つかのアルバムに参加していましたが、アテネに …

続きを読む>

ALEXANDRA ‎/ MIA VRADIA ME TIN ALEXANDRA

アレクサンドラ・キリアカキ(1951-2015)15の時から歌い始めたレベーティカ&ディモーティカの人気歌手、アルバムデビューは1970年でした。 この79年リリース作は珍しくもレベーティカ・ライヴ、小会場で、いつものクラブで歌っているそのままでしょう。ヴァシリス・ツィツァーニスのナンバーを中心に、ヴァンヴァカリス、ヤニス・パパイオアーヌらの有名曲を歌い綴っ …

続きを読む>

ENZO GRAGNANIELLO / LO CHIAMAVANO VIENT’ ‘E TERRA

70年代後半デビューのナポリターノ/ヴェテラン・カンタトゥーレ / あのロベルト・ムローロに歌を提供したこともあるエンツォ・グラニャニェッロ65歳の新作です。シブイ、だけでなく、ナポリターノにロック的な感覚やレゲエっぽいビートを然りげ無く盛り込み自然、ラップ調まで披露しています。ただ歳とっただけ、というのとは違いますね。ジャケ写は若い頃の写真でしょうか? 1 …

続きを読む>

LINA, RAUL REFREE

★リナ, ラウル・レフリー こんな先進的なアマリア・カヴァー作品、これまで聴いたことない! 欧州でもっとも革新的なプロデューサーが若手ファド歌手と衝撃のコラボレーション作を発表〜 ファドの女王アマリア・ロドリゲスの生誕100年にあたる2020年の早々に、ビックリするほど奇抜なアマリア・トリビュート作品が、ドイツの人気レーベル〈グリッタービート〉から登場した。 …

続きを読む>

ZIED ZOUARI, JULIEN TEKEYAN & ABDURRAHMAN TARIKCI / MAQAM ROADS

取っつきにくいマカームの世界を様々なアレンジで分かりやすく紹介した作品! アラブの古典音楽において「音階と旋律のめぐり方を併せ持ったもの」の事はマカームと呼ばれているが、その概念を理解することは一般の音楽ファンにとってなかなか難しい。そこで本作ではチュニジア人ヴァイオリニスト、ジエド・ズアリを中心に、そんなマカームを架空の道に例え、よりアラブ音楽に親しみを持 …

続きを読む>

BOB AZZAM ET SON ORCHESTRE / MEZZE A LA AZZAM 1959-1962

ユダヤ系レバニーズ・ルーツながらエジプトはアレキサンドリアで生まれ (1925)、イタリアに渡って楽団結成、マリノ・マリーニ・スタイルを引き継ぐようなナンバーを演じ、英語とイタリア語で歌い成功 (1950年代後半)、そして決定的だったのは仏語で歌った地中海風味満点のアラビックかつジューイッシュなイタロラテン・ナンバー “ムスターファ” をフランスでシングル吹 …

続きを読む>

RAMON MONTOYA / FLAMENCO, L’Art De Ramon Montoya 1924-1936

フラメンコ・ギターの代名詞にもなっているラモン・モントーヤの1924-36年の録音集。クラシカルかつテクニカルなソロ16曲に加えて、ニーニャ・デ・ロス・ペイネスはともかく、ニーニョ・デ・カブラ、ニーニョ・デ・マルチェーラ、ホセ・レブロ、アンへリージョと、モントーヤ伴奏における比較的レアーかつヴィンテージなカンテ・フラメンコがまとめて聴けるのも嬉しいところ。音 …

続きを読む>

go top