マリのヴェテラン女性歌手、バコ・ダグノンのセカンドです。前ファースト・ソロから2年、マンデカルーへの参加を経て、イブラヒム・シラーの新レーベルからリリースされた本作ですが、エレキ・ギターのママ・シッソコを中心に置き、カマレ・ンゴニや1弦フィドルのソクなどによる民俗的な弦&打楽器アンサンブルを配し、そして、よく計算され、適度に生音アンサンブルにスパイスを振るプ …
続きを読むマリのヴェテラン女性歌手、バコ・ダグノンのセカンドです。前ファースト・ソロから2年、マンデカルーへの参加を経て、イブラヒム・シラーの新レーベルからリリースされた本作ですが、エレキ・ギターのママ・シッソコを中心に置き、カマレ・ンゴニや1弦フィドルのソクなどによる民俗的な弦&打楽器アンサンブルを配し、そして、よく計算され、適度に生音アンサンブルにスパイスを振るプ …
続きを読むティナリウェンに代表される“砂漠のブルース”の可能性を追求しているのが、このエトラン・フィナタワ~世界でも最貧国のひとつに数えられているニジェールの出身/トゥアレグ人だけでなく、ウォダアベ人もメンバーに加わり、ギターを中心に多彩なパーカッションも聞かせます。その3作めとなる本作は、元3・ムスタファズ・3のコリン・バスがプロデュースを担当。リズムを磨き上げ、完 …
続きを読む名曲“ロフォロフォ・ファイト”の伏線となったような超レアーEP収録のこれまた名曲“フー・アー・ユー”の収録がなんと言っても嬉しいですね!初めて聴きましたよ。ほか、これまたレアーなフェラ・クティ・フォロワーによるナイジェリア70年代録音がズラリです。UKサウンドウェイ、しつこいですねえ、頭が下がります。 1. Fela & The Africa 70 …
続きを読むナイジェリア70年代録音アフロFUNKロック貴重音源~UK復刻専門レーベル=サウンドウェイがコンパイルした貴重音源満載の2CDです!ヨルバ/イボ/ハウサ~それぞれに伝わるトラッドな音感が、ウェスタナイズされつつも独自なファンク・ロックとして結実!~あのジャイルス・ピーターソンも絶賛してますよ。何だか一昔前のレアーグルーヴ複刻の嵐を思い出させる昨今のナイジェリ …
続きを読むVAMPI SOUL から70年代初頭、フェラ・クティと同時代に活躍したアフロ・ファンク・ソウル系アーティスト/セグン・ブックナーの復刻コレクションが登場(’02 盤に続く2点目のコレクション/しかも大幅収録曲増の2CD !! )~自身のバンド、アセンブリー / レヴォリューションを率い、政治的なメッセージを英語の歌詞に載せて、強烈なアフリカン・ …
続きを読むレコード・ハンター=サミィB主催~アフリカ音楽の知られざる音源を、豪華で詳細なブックレットを付けてコンパイルするドイツのレーベル“アナログ・アフリカ”~このレーベルの王道とも言うべきヴィンテージ・アフロビートの編集盤新作の登場です。今回集められたのは西アフリカの音楽大国ガーナと、その東に隣接する小国トーゴのアーティストたち~もちろん初復刻された音源をずらりと …
続きを読む☆ルーツ・オヴ・OKジャズ 同じくクラムド・ディスクスから1993年にリリースされていた~長らく入手困難だった同タイトルCD “ROOTS OF OK JAZZ” の再発+プラス1曲/そしてリマスタリング(かなり生々しい音質になっています!)が施されたリニューアル版(デジパック・ジャケの写真及び装丁もOK!)です。で、その内容、フラン …
続きを読む★シェイク・ロー/ジャム UKの人気レーベル“ワールド・サーキットから気持ち良いアフリカ音楽の作が届けられました。シェイク・ローは西アフリカのブルキナ・ファソで生まれ、その後両親の母国セネガルへと移住~そしてユッスー・ンドゥールの大きな後押しを受け、90年代半ばより世界の音楽シーンで紹介され大きな人気を獲得しました。そんな彼の5年ぶり4枚めのアルバムとなる本 …
続きを読む2010年秋に来日してくれたブルキナファソの下積み長し中年自作自演歌手の2作目。うらぶれたようなギター弾き語りに味があった前作と変わり、アコーディオン、コラ、ヴァイオリンも加わり、それなりに工夫が施された結果、それなりに中堅の片鱗も見せています。マンデの旋律を辿るリキみない歌は変わらず悪くないですねえ。
続きを読むコンゴ音楽の父、グラン・カレの元を離れたコンゴレーズ・ギターの神様!=ドクトゥール・ニコが率いたアフリカン・フェスタ・スキサ~そこに、後年、フランコ&OKジャズのヴォーカルの要の一人、ジョスキー(・キャンブクタ・ロンダ)が在籍していた時期=1967~71年の作品集/8曲収録のCDです。この時期、OKジャズを凌ぐ人気だったとされるアフリカン・フェスタの魅力がし …
続きを読むOKジャズ率いたフランコ・ルアンボ&ネグロ・シュクセ率いたバヴォン・マリー・マリー(1944-70)~燦然と輝く兄弟ギタリスト・コレクション!ま、いっしょに演っているわけではないんですが~カップリングCDということで、以下、収録曲となります。フランコ&バヴォンともに1960年代の作品集ということになるでしょう。 VOL.1=Franco Luambo &am …
続きを読むフランスを拠点に00年より活動しているセネガル人SSWのシェリフ・ンバウが5年ぶりとなるアルバムをリリース~セネガルPOPンバラをはじめ、西洋のクラシックやフリー・ジャズまで、ありとあらゆる音楽を素養に持つ彼ならではのプライヴェートなアフロ・ポップがここに完成しています。アメリカのカントリーやサザン・ソウルなどのスタイルを取り入れたミクスチャー・サウンドは、 …
続きを読む1970年代のガーナで結成、その後、西アフリカ全域~欧米でも活躍~現在でも活動し続けているアフロROCK&JAZZ&ハイライフ系バンド=ヘッヅオレ・サウンズの73年作ファースト・アルバム複刻CDです!彼らが地元アクラのナイトクラブで演奏していたところ、南アから訪れていたトランペッター=ヒュー・マサケラが絶賛~そしてマサケラ名義のUSブルーサム盤『イントロデュ …
続きを読む2010年6月1日に急逝してしまったロビ・トラオレの遺作となりました。ロビ本領発揮のバンド・スタイルではありませんが、まさに“雨期のブルース”~マリのニジェール川をミシシッピーになぞらえ?湿りのあるカントリー・ブルース/バンバラ・ブルース新旧オリジナル曲を、ギター弾き語りソロ一発録りで、淡々と聞かせてくれます。なんだか、やっぱり哀しいような諦観の漂うムード~ …
続きを読む1996年の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ 』は、実は即席プロジェクトだったそうで、本来はライ・クーダーのプロデュースの下、キューバとマリの音楽家たちが共演する予定だったのに、マリ勢がキューバに来られなくなってしまい、代わりに作られたのがあのブエナ・ビスタだった、ということです。で、ワールド・サーキットのニック・ゴールドはそんなオリジナルの企画をどうして …
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