NIKOS STRATAKIS / VINYLIAKA

>こちら>こちら、一味違うクレタ風味を感じさせるアルバムをリリースして来たニコス・ストラタキスの2021年作、が、最初から剥がれのある非シールド紙ジャケにしても、加えて、まるで古いレコードのように33回転に即したキズ音やノイズの入る再生状態の新譜なのでした。…、いったいこれは何だ?ということで、約半年お蔵入り状態となっていたCDなんですが…そのタイトルの意味を知って、漸く納得しました。
“VINYLIAKA”〜『ヴィニリアカ』つまりギリシャ語で”レコード盤”という意味なんですね、〜要するに古いレコードのその再生感や質感を再現したアルバムだったんですねえ…、50〜60年代感覚の演奏と歌に、わざとノイズやキズ音を入れたCDということで、かなりマニアックな倒錯ということにも…。じゃ、それなら最初からアナログ盤で出せばイイのに、と思いもしますが、が、考えてみれば、コレ、アナログでリリースしたら、音キズありますよ!って、クレーム返品になってしまうでしょうから、CDでやるところがミソ、ということにもなるでしょうか。ま、シブイ、渋すぎる…
というわけでニコス・ストラタキス、共作も含めて05年デビュー・アルバムから8作目となるソロ・アルバムです。

1 Πορπατάρης
2 Μίσος
3 Ζαχαροζυμωμένο
4 Δάκρυ Το Δάκρυ
5 Καμίνι
6 Όψη
7 Φεύγα

Lute, Vocals, Music – Níkos Stratákis
Contrabass – Níkos Mastorákis
Guitar – Yiánnis Kozyrákis
Percussion – Stélios Androulákis
Lyrics – Stávros Tzanís

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