V.A. / SAIGON SUPERSOUND VOL. 1 & 2


ありゃ〜、信じられませんな、社会主義ベトナムだけに(過去音源も結局は国家が管理しているでしょうから)、こーゆー音源(いわゆる黄色歌謡)がリリースされることはナイと思ってたら、ドイツ / フランクフルトから出てしまったわけですねえ、それも、90年代半ばから活動するクラブ系ミュージックの老舗レーベル “INFRACom” からのリリース!社会主義ベトナムが成立する1976年以前の歌謡音楽の復刻コレクション2点です!
或いは、サイゴン陥落後、アメリカや・オーストラリアやヨーロッパに移民した音楽家のその後の録音も入っているかも知れませんが、その辺のデータは提供されていません。が、オーストラリアで今もって現役の女性歌手、キャロル・キムや、米国へ移民したエルヴィス・フオン(現在帰国)等も収録されているので、その可能性もあるんでしょうけど、どっちにしても60年代後半〜70年代半ばのシングル音源中心の復刻コレクションであることに間違いなし。
で、その内容、他の東南アジア諸国の同時代POP / 歌謡曲と、その欧米経由の混交歌謡音楽として、スタイルとしてはそう大差ないでしょうけど、やっぱりそこかしこに漂うサイゴン(現ホーチミン)風情が嬉しいですねえ!〜ボレロ、マンボ、チャチャチャ風のラテン系トラックから、ジャズ、ツィスト、ガレージ、R&B、ファンク調、スカっぽい曲まで並んでます。そんな中、伝統歌謡風味満点のトラックも挟まれて百花繚乱!社会主義以前のサイゴンの庶民感覚が、きっちり伝わってくる内容です。玉石混交はともかく、貴重であることは間違い無しですね。
加えて、現在も生存する当時の歌い手たちに連絡を取り、同一内容複数枚のシングルを手に入れて、状態の良い部分をつなぎ合わせながらマスタリングを繰り返したという、その音質の良さにも脱帽です。

 

 

 

 

 

 

 

V.A.: Saigon Supersound Vol. 1
Saigon Super Sound

◆ ベトナム音楽の黄金時代と言われた1965年から75年にかけてサイゴン(ホーチミン)で作られたポップスを集めた、これまでありそうで意外にもなかったコレクション『Saigon Supersound』。
◆ 南ベトナムのサイゴンは19世紀フランス統治の影響で「東洋のパリ」と呼ばれ独自のコロニアル文化が開花。ミュージシャンたちも20世紀初頭の早くから西洋音階を取り入れ未踏の領域を開拓。やがて60年代になるとポップ・ミュージックの時代が到来。欧米のポップ・マナーを大胆に取り入れたベトナム歌謡が茶の間を席巻。しかしながらその後ベトナム戦争の惨禍の果てにその多くが消失。75年の南北統一後は南で人気を博したポップスは演奏禁止に。
◆ サウンドウェイやファインダーズ・キーパーズがタイのレアグルーヴを発掘し、デング・フィーヴァーがカンボジアの失われたロックを復興。近年、東南アジアのヴィンテージ・サウンドが世界的にも注目を集める中で、謎のヴェールに包まれたベトナム音楽黄金時代の貴重な音源の数々がついに光を浴びる。
◆ まずはヘヴィーなファンクのM①②でノックアウト、白昼夢へと誘うサイケ歌謡なM③⑤、ストリングスも軽やかなM④やモンゴ・サンタマリアを思わせるインストのM⑥はじめ、冒頭から聞き応えある佳曲の連続。マンボやブーガルー、ロックンロール、ビートルズ、ビーチ・ボーイズ、ジミヘン、ボブ・ディラン、モータウンなどなど、外来の様々な要素を吸収したユニークなベトナム歌謡の数々に、悶絶!
◆ 企画監修はインフラコムのヤン・ハーゲンコター(Jan Hagenkotter)。インフラコムはシャンテルやre:jazz、モップ・モップなどで知られるドイツの老舗クラブ系レーベル。ヤンは2012年にサイゴンに移住、エキゾでありながらもファンクでフロア指数の高い彼の地の古いポップ音楽に魅せられそのディグを開始。同時に、その魅力を現行リスナーにも伝えるべく、パーティーをオーガナイズし、DJイエローらの協力を仰ぎエディットをシングル・リリースし、ヴィンテージ・ポップのバンド「サイゴン・ソウル・リバイバル」まで編成。ベトナム・レアグルーヴの伝道師として奮闘しております。
◆ 詳細な解説(日本語対訳を封入)や歌詞の英訳、貴重な写真を盛り込んだ充実のブックレットも必見。

1. Carol Kim “Tinh Ta Nhu Lua Dom Hoa”
2. Hung Cuong & Mai Le Huyen “Song Cho Nhau”
3. Duy Quang & Thai Hien “Mong Ve Que”
4. Thanh Vu “Neu Minh Con Yeu Nhau”
5. Connie Kim “Ly Luan Tinh Yeu”
6. Hoa tau “Pho Dem”
7. Phuong Mai “Mua Xuan Gui Em”
8. Khanh Ly “Diem Xua”
9. Kim Loan “Can Nha Ngoai O”
10. Thanh Thuy, Van Thanh, Hoang Liem, Thanh Mai “Doan Nguoi Lu Thu”
11. Kieu Oanh “Dem Cuoi Cung”
12. Thanh Lan, Chau Ha, Thanh Mai “Hat Mung Xuan”
13. Mai Le Huyen “Co Ai Tren Doi Ma Khong Yeu (Con Tim Va Nuoc Mat)”
14. Van Son & Thuy Dung “Chon Mat Gui Vang”
15. Hoang Oanh “Mua Gat Moi”
16. Thanh Lan “Tinh Dem Lien Hoan”
17. Phuong Dung “Vong Tay Giu Tron An Tinh”
18. Ngoc Giau “7 cau vong co chuc Tet”

V.A.: Saigon Supersound Vol. 2
Saigon Super Sound

◆ ベトナム音楽の黄金時代と言われた1965年から75年にかけてサイゴン(ホーチミン)で作られたポップスを集めた、これまでありそうで意外にもなかったコレクション『Saigon Supersound』の第2弾。
◆ アップテンポなチャチャチャのM①、ムーディーなブルース・マナーのM④やボレロを独自に咀嚼したM⑤⑰、魅惑のスロウM⑥、軽快なトロピカルM⑧⑨⑯、ファンクやロックのエキスが滲み出たM⑪⑫、コブ茶のような渋さに思わず身がすくむM⑮ほか、第1弾とはまた別角度からヴィンテージなベトナム音楽の魅力を切り出しております
◆ 企画監修はインフラコムのヤン・ハーゲンコター(Jan Hagenkotter)。インフラコムはシャンテルやre:jazz、モップ・モップなどで知られるドイツの老舗クラブ系レーベル。ヤンは2012年にサイゴンに移住、エキゾでありながらもファンクでフロア指数の高い彼の地の古いポップ音楽に魅せられそのディグを開始。同時に、その魅力を現行リスナーにも伝えるべく、パーティーをオーガナイズし、DJイエローらの協力を仰ぎエディットをシングル・リリースし、ヴィンテージ・ポップのバンドまで編成。ベトナム・レアグルーヴの伝道師として奮闘しております。
◆ 詳細な解説(日本語対訳を封入)や歌詞の英訳、貴重な写真を盛り込んだ充実のブックレットも必見。

01. Carol Kim “Sai Gon”
02. Son Ca “Khi Tinh Yeu Den”
03. Van Son “Co Tay Den”
04. Elvis Phuong “Loan Mat Nhung”
05. Thanh Tuyen “Con Gai Cua Me”
06. Thanh Thuy “Trang Mo Ben Suoi”
07. Phuong Dung “Khuc Hat An Tinh”
08. Thanh Lan “Sang Rung”
09. Son Ca “Thon Trang Mo Hoi Trang Tron”
10. Tuy Phuong “Xin Le Cuoi Em”
11. Champagne “Funky Do”
12. Hung Cuong & Mai Le Huyen “Tai Anh Hay Tai Em”
13. Connie Kim “Tup Leu Ly Tuong”
14. Truong Hai “Duong Len Non”
15. Mai Le Huyen “Nho Minh Anh Thoi”
16. Le Thu “Mung Nang Xuan Ve”
17. Phuong Dung “Nhung Doi Hoa Sim”
18. Kich Dong Nhac AVT “Lo Tho To Lieu”

〜以上、メーカーインフォより

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