仲野麻樹 / アンソロジー Vol.1 月の裏側


フランスを拠点に活動し、国籍やジャンルを越え世界中の音楽家と交流してきた”旅する音楽家、仲野麻紀(sax)”。フランスのウード奏者ヤン・ピタールとのユニット「ky」をはじめ、これまでの活動を集約した初のアンソロジー。

人はなぜ音を発する(音楽する)のか、その音はどこから来るのか、私は何者なのか…仲野の表現活動はことごとくそういった問題に真正面から向き合い、リスナーにも思索を強く促す。
仲野のサックスは紛れもなくジャズ・マナーではあるが、激しくブロウすることは稀で、クールというか内省的というか、常に一定のほのぐらいトーンで貫か れている。その室内楽的アンサンブルが醸し出す美は、たとえばチコ・ハミルトン・クインテットの50年代の作品などを思い出させたりもする。
異邦人としての孤独を愉しみながら、希望の種をひと粒ずつ蒔き続ける、そんな音楽家である。
(松山晋也/intoxicate 2018年10月号より)

01. おもてとうら ~『ふたりのベロニカ』のために~
02. ウスクダラ
03. はるかなる視線
04. グノシエンヌ IV
05. おたまじゃくしの愛撫
06. ブルキナワ
07. 大漁歌い込み
08. コルン
09. セックストーイの歌
10. リフレクション
11. ビンテルシャラビーア
12. ブルー
13. 歌の庭
14. あなたが欲しい
15. 水見色-ティノス

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