関口義人 著『トルコ音楽の700年』

*まだ、全然読んでないので、無責任なもの言いになりますが、内容はどうあれ、この日本でトルコの音楽について、700年のスパンで何かを語ろうという本はこれまでなかったに違いなく、その一事からして、少なからずトルコ音楽に魅せられて来た者にとっては、本書の登場は得難いものとなるんじゃないでしょうか。
サラーム本を水先案内に、暗中模索を繰り返しながらトルコ音楽を聴いてきた自分のような者にとっても、本書に期待するものは多々あります。
例えば、現在レコードやCDで聴けるトルコ音楽の、
その響きの中にオスマン700年の残響みたいなものを感じてみたいという気持ち、その音楽の生まれた土地に流れた遥かな年月というものまで、善し悪しの問題ではなく、その残響や余韻に浸ってみたいというワールド・ミュージック馬鹿の見果てぬ夢を、『トルコ音楽の700年』という書名は実にくすぐってくれるわけですね。その意味でも?大いにオススメできる本書かと(まだ一行も読んでませんが)、そー思ってしまったしだいです。

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★アラブ、アジア、ヨーロッパが交錯してアナトリアの大地に花開いたトルコの音楽文化。★古典、宗教、民謡、ロック、ジャズ、ヒップホップ、ジプシー、そしてベリーダンス。複雑にして深遠なその世界に迫る!★日本人には馴染みが薄いものの、豊かな世界が広がるトルコの音楽。欧米が無視してきたその700年の歴史と現在を見通す初めての本!★もちろん、現在活躍中の アーティストとそのディスクに沿っての著述も多々、ディスク・ガイドとしての用途にも応える内容!

★目次(total 337 ページ)
はじめに トルコ音楽の奥深さに魅せられて
第1章 トルコ音楽の歴史と発展
第2章 20世紀のトルコ音楽
第3章 アナドル・ロックからヒップホップまで
第4章 トルコの楽器演奏者たち
第5章 ベリーダンスと音楽~ジプシーをめぐる旅
アナトリアの夢と音楽 ~やや長いあとがき

★略歴〈関口義人〉商社勤務で東欧各地に駐在。退社し帰国後、音楽評論およびジプシーの取材・執筆活動を展開。桜美林大学講師。著書に「ジプシー・ミュージックの真実」など。

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