RANGO / BRIDE OF THE ZAR

rango既にして、その演奏者も存在しないと思われていた19世紀のヌビア~スーダンで盛んだったというバラフォン(木琴)=“ランゴ”、その最後のプレイヤー?ともされるハッサン・ベルガモンを中心に、いかにもナイル流域のアフロ・アラビックな感覚のパーカッション・アンサンブル、そしてヴァイタルなコール&レスポンスの歌を聞かせる~エジプトはカイロ在の伝統音楽グループによる新録!民間信仰から発したとされる伝承歌“ザール”やヌビア風の婚礼の祝い歌を、シムシミヤ(小型の琴)やタンブーラ、さらに空き缶シェイカーなどのパーカッション類を交えた祝祭的なサウンドでファンキーに聞かせてくれます。カイロのスラムに脈々と息づく、非イスラミックで多彩な民俗文化の存在を伝える充実作と言えるでしょう!

★ランゴ/ザールの花嫁
以下、メーカーインフォより
アラブ文化の中心地エジプト・カイロから凄い音楽が紹介された! かつて労働力としてエジプトに連れてこられたスーダン人たちのコミュニティの中で息づく〈ザール〉と呼ばれる民間信仰でうたい継がれてきた曲などを現代化したのがこのアルバム。そしてそのコミュニティ内で生まれ、20世紀中頃まではポピュラーだったという幻の木琴〈ランゴ〉を復活させ、なんとそのミステリアスなサウンドをここに披露してくれる。そのランゴをグループ名に冠した彼らのデビュー作のこれは、久々にワールド・ミュージック・シーンに驚きと興奮を与えてくれるものだ。(日本語解説&帯付)

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