森沢信弘 / 島

奄美の“隠れウタシャ”として俄かに注目を浴びる森沢信弘、初のソロ・アルバム。
今年82歳、カサン唄の古いスタイルを伝えるいぶし銀の歌声と哭き節の三線が冴える!
奄美大島北部のシマ唄スタイル=笠利(カサン)唄の古いスタイルを伝える人物でありながら、これまで表舞台に出ることなく「隠れウタシャ」として歌い続けてきたゆえに一般には存在すら知られていなかった孤高のウタシャ森沢信弘。松山美枝子、泊重則、山田武和らに強く乞われて共演したアルバム「笠利うたあすび」(JAB-25)で初めて存在が知られるや、いぶし銀のような歌声と独特の響きを持つ三線が話題になり、一躍注目を浴びるに至りました。80歳を越えてもなお野太く逞しい唄三線。表舞台に登場した伝説のウタシャの初ソロ・アルバムです。
 全16曲とも奄美大島北部のカサン唄。しかも、森沢信弘は戦前のスタイルを受け継ぐ貴重な存在です。かつてのウタシャは唄遊びの場で(そこはまた唄を掛け合う勝負の場でもありました)相手に歌詞を盗まれないよう、わざと聞き取りにくい発声で歌っていました。森沢信弘も、この戦前のスタイルの影響を強く受けています。
 全曲、森沢信弘による唄三線。囃しを第20回「奄美民謡大賞」で大賞を受賞した松山美枝子が担当。このコンビによる唄遊びは、地元・名瀬市で彼女が経営する郷土料理店「吟亭」において実際に聴くことができます。

1. 朝花節〜長朝花節
2. ヒヤルガフェ
3. 芦花部一番
4. 雨黒み
5. 俊良主節
6. いまの風雲
7. 上がれ世ぬはる加那
8. しゅんかね節
9. やちゃ坊節
10. 儀志直節
11. うらとみ
12. うんにゃだる
13. でんなご
14. 長雲節
15. 請くま慢女
16. 嘉徳なべ加那

〜メーカーインフォより

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