バルセロナシーンの顔役の一人、元チェブ・バロウスキ / ヌールのヴォーカル、ヤシーンのソロ名義作品、2011年作〜同じくバルセロナのストリートから、ブズーキやギリシャの伝統弦楽器やアラブの笛、ネイを操る08001のヤニスがバンドメンバーとして参加。移民の街でもあるバルセロナからしか出てこない、地中海風、ミクスチャー・アラビック・ロック/マグレブ・グルーヴを全面に展開。すでにチェ・スダカのアルバムに参加していたりと、バルセロナのシーンでは長いヤシーンだけに、作品のクオリティーも保証済みです。
ラストの曲は、マルセイユの人気グループのワッチャ・クランがカバーしてフロア・ヒットとなった名曲で、アルジェリアのトラッド・ソング、GOUMARIのカバー。話題となった元グナワ・ディフュージョンのアマジーグの作品などとも比べても面白いでしょうが、それに負けないオリジナリティ、重厚度も誇ってます。こういうアラビック・ミクスチャーのやり方もあるんですね!