ヴァルデマール・バストス(1954-2020)アンゴラ生まれ、ポルトガルに渡り活動したシンガーソングライターでした。83年デビュー・アルバム、2010年までに6作のアルバムを残しています。ファドやブラジル音楽への傾倒も云々される人ですが、やっぱり根に息づいているのはアンゴラ音楽であることは、その歌、節まわしのリズム感でわかります。本作は、ルゾフォニア繋がりということでしょうか?アート・リンゼイのプロデュースで、ルアカボップからリリースされた1997年の4作目。
アート・リンゼイのイメージも手伝ってか、以前聴いた時には、あまりアフリカっぽいとは思わなかったんですが、ポルトガル語圏アフリカを聴き込んだ今となってみると、ややフォーキー、薄口ではあるけれど、確かにアンゴラだなと思い直しました。細やかな指使いの生ギターが生み出すセンバ風リズムに乗せ、ちょっとサビ&泣きのあるカスレた歌声が、淡彩のアンゴラ音楽を描き出しているような作でしょうか…、当時、かなりヒットしたアルバムと記憶していますが、最近、LPでも復刻されていました。こちら、中古盤です…
1 Sofrimento 4:04
2 Rainha Ginga 5:19
3 Muxima 5:10
4 Kuribôta 7:07
5 Morro Do Kussava 5:47
6 Minha Familia 5:48
7 Menina 3:57
8 Querida Angola 5:24
9 Kanguru 5:41
*特に問題のない中古盤で在庫あります。¥1600