去年(2014年)、ギリシャで公開され話題を呼んだ映画 “OUZERI TSITSANIS” のオリジナル・サントラCDです。二次大戦中ナチス占領下のギリシャ、テサロニキで、ユダヤ系家族のもとに生まれた娘の恋の困難を描いた映画だそうですが)、20世紀を代表する作曲家の一人(戦前レベーティカと戦後ライカ歌謡へ橋渡しをした重要人物、ブズーキ奏者にして歌い手でもあった)ヴァシリス・ツィツァーニスのレベーティカをベースにした曲が並ぶCDでもあります。多くはテミス・カラムラティディス(ナターサ・ボフィリウへの曲提供者として、当店顧客の皆さん認識されているかと、気鋭の作曲/編曲家、ピアニスト)によるヴァシリス作品の焼き直しインストですから、これまであまり積極的には入荷させていなかったんですが、うち6曲の女性歌手ものレベーティカ・ナンバーがあまりにもイイ!ということで(〜ソフィア・メルミガ3曲、アナトゥーリ・マルジョーラ1曲、ササ・パパラブル1曲、そしてツィツァーニスとのデュオによるエレーニ・ゲラニによる戦中オリジナル録音も!)入荷の度に売り切れてしまうので再入荷ということに。