インド洋沿岸のケニアの村、ムクングニに於ける2011年秋のフィールド・レコーディング集〜ミジケンダ人による様々な打楽器演奏を収めたCDです。多くは20世紀初頭に行われたセンゲニャ・スタイルのリズム・パターン、もしくは後年興ったツィキツィ・リズム、もしくはドゥルマ人の影響から生まれたドゥンブィ・マナーの打楽器スタイルによる、求愛歌や結婚式の演奏などを中心に、癒し効果があるとされている演奏が収められました。
センゲニャ・スタイルの様々なドラム〜bumbumbu, dahdahe, chapuro, vumi, ngoma 〜あるいは、lungo & dena (metal rings), kayamba (raft rattle), njunga (bells), ukaya (metal tray), bamba (metal guiro) and bottle-tops による演奏ということになりますが、なるほど、人の生活や感情よりも自然もあり方に寄りそった音と聞こえます。一聴、テクノやアンビエントといった音楽に親近性を聞かせますが、ここに聞こえる音の数々は、人の生活や文化を超えようとする、よりマジカルな音とも聞けるかも知れません。
JOHN NZENZE / ZILIPENDWA, AMINA TWIST
VA-FEILD REC. BY HUGH TRACEY / ORIGINS OF GUITAR MUSIC IN 1950 ’51 ’52 ’57 ’58
VA-FEILD REC. BY HUGH TRACEY / FOREST MUSIC – CONGO 1952
field rec. by PIERRE HUGUET / MADAGASCAR, Traditional Music From The South-West