バスクの大人気スカバンド、スカラリアクのフロントマン、JSKことJuantxo Skalari率いる新プロジェクト、ザ・クルーバの2012年作。本作ではスペシャルズ直系のツートーン・スタイルは抑え気味に、むしろポーグスやクラッシュなんかの影響を強く感じさせる仕上がりに。アコーディオンやバイオリンの音色が耳に残る哀愁のあるメロディーを軸に、ペガティナやトローバ・カンフーらバルセロナ、ルンバ・カタラーナ勢にも通じる世界観を創り上げています。踊り出したくなるようなホーンとドカドカ・ビートの曲から、テックスメックス風の怪しいギター・サウンドまで、少し年を取ったルード・ボーイが魅せる渋さ溢れる一枚!