Ho Gao Dua (ホーザオドゥア)というココナツの皮で作った弦楽器やダングゥエ=月琴を弾き語る北部ハノイの民謡ハットサム集。浮遊感ある節まわしから、こぼれる哀愁と諦観、いかにもアジアらしくもあるベトナミーズ?とでも言いましょうか、古くから市場や辻といった大道での門付けソングとして受け継がれて来たようですが、多くは盲目の歌い手が担って来たというところがポ …
続きを読むHo Gao Dua (ホーザオドゥア)というココナツの皮で作った弦楽器やダングゥエ=月琴を弾き語る北部ハノイの民謡ハットサム集。浮遊感ある節まわしから、こぼれる哀愁と諦観、いかにもアジアらしくもあるベトナミーズ?とでも言いましょうか、古くから市場や辻といった大道での門付けソングとして受け継がれて来たようですが、多くは盲目の歌い手が担って来たというところがポ …
続きを読むもう、わからないことだらけなんですが、魅せられました…。名前の前に “Ca Si” とあるのは”歌い手”ということなんですが、いつ頃の録音かわからないものの、その”Ca Si”表示は00年代になってからあまり見ませんから、90年代の作品というでしょうか?どういった伝統的な歌謡 …
続きを読む数いるベトナム女性歌手でも、ちょっと暑くなると聴きたくなること最上位でしょうね(個人的に)。月明かりの河に船を浮かべて、333ビールでも飲みながら生春巻かなんかつまんで、灯籠を眺めながらアオザイ女性でも傍らに…あ〜あ、そーゆー夏が来ないものか、と。それにしても新譜が出ませんねえ、トラッドの人だから毎年出すわけじゃないでしょうけど、そろそろ新譜がで …
続きを読む在仏ベトナム人=女性歌手&ギタリストによるデュオ、3年ぶりの08年作となります。お待たせしました!で、その内容、待たされただけのこと、ありますね。フレンチ・ジャズの売れっ子サックス奏者、ステファヌ・ギョームはじめ、日本人琴奏者、宮崎恵美子、欧州で活動するベトナム人ダンバウ奏者や、バンブー・マリンバ奏者、カホーンやパンデイロをこなす打楽器奏者、ほか独アクト・レ …
続きを読むヴェトナム出身パリ在住の女性歌手フン・タン=ファースト・アルバム!幼い頃から伝統歌謡を学び、パリで同郷のジャズ系音楽家グエン・レと出会い、ポップ~ジャズ~アンビエントほか、様々なポストモダーンな手法で自らの音楽性を開花させた、記念すべきアルバムです。あくまでも、アジア的な慈愛に満ちた、とびきりの浮遊感を聞かせる”うた”が基本であることは、大ヒットのセカンドと …
続きを読む韓流ではありません。ベトナム歌謡女性歌手、レー・クエンの4作目初入荷です!>次5作目のこちらと較べるとなんかすっごいイメチェンしたような…、実にピンクだったんですねえ…。が、歌は変わらず、少しばかり都会的でPOPなベトナミーズ演歌?ということになるでしょうか。ちょっぴりハスキー、押さえたメリスマで中域の艶やかな歌声を楽しませてくれます …
続きを読む〜向かって左 “TE THIEN DAI THANH” 売り切れ 〜向かって右 “TU ECH” 売り切れ ヴェトナム戦争以前からポップなスタイルのヴォン・コの代表的な歌い手とされていた人、のようです。“TE THIEN DAI THANH” はおそらく南ヴェトナムの旧サイゴン(現ホーチ …
続きを読む南の軽歌劇カイ・ルオンにおける往年のスター3者を収めた1999年リリースCD〜16歳から歌い始めたというSP時代からの大スター UT TRAN ON (1919-2001)、未だ現役?男性歌手MINH CANH(1938-)、2016年に亡くなった最初期の女性スター Ut Bach Lan (1935-2016) という3者が並ぶ豪華CD。〜録音状態はそれほ …
続きを読むベトナムの大衆歌謡は20世紀初めに起こった軽演劇/改良劇“カイルオン”の中で歌われたベトナムの伝統的な歌謡や中華風歌謡、あるいは植民者フランス経由の西洋音楽、ルンバやタンゴなど、そうした多彩な挿入歌(歌&科白)から生まれたとされますが、この淡古/タン・コーという男女掛け合い歌謡ジャンルも、そうした欧化する社会で生まれた歌謡の一つかと思われ…..、 …
続きを読む“コ・ニャック”と呼ばれているらしいインスト・スタイルをそれぞれ、二弦の月琴=ダン・グエット、胡弓=ダン・ガオ、そしてギター(エレキ&スライド !! 含む)で演じる3人の名手をフィーチュアーした60年代後半頃?の録音で、ヴォン・コほか、さまざまな調子がアンサンブル、もしくはソロで演じられています。なんだか、ジャケをみているとトリオ・マタモロスとアルセニオ・ロ …
続きを読むゴック・ハー、北米ベトナム人コミュニティーの若手実力派アイドル!?05年作の再入荷!(ベトナム本国でモデル出身のポップ・スタアとして人気を集めるホー・ゴック・ハーとは別人)前作の汎アジア歌謡路線&ポップで多彩な音楽性から、ややベトナム系民俗色を強調したシットリ歌謡系アルバムとなりました。とにかく、歌がうまい!この頃、デビュー当時はテレサ・テンへの親近性もちょ …
続きを読む以前ご紹介した時には、まだ、あどけなさも残したお顔で、本格的な米国越僑POPを聞かせてた実力派ゴック・ハーでしたが、ずいぶん大人っぽい感じになりました。もともと香港歌謡を想わせるスケールの大きなバラード曲を得意としていましたが、久々に聴いてみたこの新作では、より大時代的な前世紀半ばの北米ミュージカル風のバラードや、ノスタルジックなタンゴ調、あるいは19世紀的 …
続きを読むさ、北米 / 越僑POP、最後の大物を紹介しましょう。ホアン・オアンは1950年生まれ、戦前のサイゴン(現ホーチミン)で6才の頃から歌って来たヴェテランです。60年代半ばからベトナム戦争終戦直後の75年に渡米するまでに、戦前のサイゴンASIAレーベルに200枚以上のシングル盤を吹き込んだという人気歌手でした。ベトナムの大衆歌謡はカイルオンの劇中歌から発展した …
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