エルデル・モウティーニョは新世代ファドの最高の詩人で、レコード・プロデューサーでもあり、さらにレーベル・オーナー、プロモーターという多才な人物。そして、その才能が広く認められているファド歌手としてこそ知られる存在です。けれど、その作品は多くなく、本作も5年ぶりにリリースされた待望の新作 / 通算4作目。ここでエルデルは気の置けない信頼しあった伴奏陣とともに、 …
続きを読むエルデル・モウティーニョは新世代ファドの最高の詩人で、レコード・プロデューサーでもあり、さらにレーベル・オーナー、プロモーターという多才な人物。そして、その才能が広く認められているファド歌手としてこそ知られる存在です。けれど、その作品は多くなく、本作も5年ぶりにリリースされた待望の新作 / 通算4作目。ここでエルデルは気の置けない信頼しあった伴奏陣とともに、 …
続きを読む★ジョアナ・アメンドエイラ/ライヴ・イン・リスボン ファドの新しい歌姫ジョアナ・アメンドエイラ最新作は、地元リスボンでの公演の模様を収録したライヴ・アルバム。2004年の11月にサン・ルイス市民劇場で行ったコンサートを収録。ポルトガル・ギターのマエストロ、ジョゼー・フォンテスらをゲストに迎えて、スタジオ録音以上に自然でノビノビとした歌声を楽しませてくれる。レ …
続きを読むThis recording was made on Amalia Rodrigues’ fiftieth anniversary (1990). Recorded at Town Hall NYC on her last U.S. tour, Rodrigues is accompanied by her longtime mus …
続きを読む現在のポルトガル・ファド・シーンを牽引する若手女性歌手マリーザの11年新作。前作ではカーボヴェルデのモルナやブラジリアン・ジャズまで取り入れ、ファドを拡張していた彼女、新作はそれとは全く逆に原点回帰!ポルトガルギター、クラシックギター、アコースティックベースだけをバックにした王道ファド。1920~50年代の忘れられたファドばかりを取り上げ、あるいは一部、当時 …
続きを読むファドの女王アマリア・ロドリゲスが世界的なスターに成長するキッカケとなった1956年のオランピアにおける公演のライヴ・アルバムが新たなマスタリングで再発されました!オランピアは戦後のパリの音楽シーンの聖堂とも言える重要なミュージック・ホール、そこにポルトガル人としてはじめて出演したのが、フランス映画『過去を持つ愛情』の挿入歌「暗いはしけ」をヒットさせたばかり …
続きを読むファド・ファンには絶対見逃せない作品が登場しました。貴重な写真をたっぷり掲載した90ページにおよぶ豪華フルカラーのブックレット&ファドの「過去(昨日)」「現在(今日)」「未来(明日)」そして「永遠(不朽)」をテーマにした4枚のCDセット!さらにブックレットにはファドの起源や歴史、シーンの代表的人物たちのバイオグラフィまで掲載されています。アマリア・ロドリゲス …
続きを読む〈ファドの女王〉アマリア・ロドリゲスの主要なオリジナル・アルバムを年代順に復刻する注目すべきプロジェクトが開始されましたが、本作はロンドンのアビー・ロード・スタジオでの録音を集めた1枚、アマリアが海外進出のスタート地点となったシングル録音作品群となります。当時、SP盤で発売されたこれらの音源は、ブラジルやスペインのナンバーを交えつつ、彼女がソレ以前に歌ってき …
続きを読むファドの伴奏といえば、ポルトガル・ギターと(クラシック・)ギターが基本。特にポルトガル・ギターはファドを象徴する楽器だ。しかしその出自には諸説あり、研究者の間でも意見は一致していません。そんなミステリアスな楽器でもあるポルトガル・ギターの名手を1枚に集めたのがこの作品で、収録されているのは「女王」アマリア・ロドリゲスの伴奏を務めた腕利きの往年の録音ほか、ファ …
続きを読むポルトガルから新たな美人女性歌手が登場~その名はアナ・ラインス、奥ゆかしい歌いぶり、ナイーブな感性、そしてファドの伝統を受け継ぐ心意気など、ジョアナ・アメンドエイラをも脅かす存在です。この2011年最新作、従来のファドのスタイルを大きく超えたプロダクションでアコースティックなサウンドをリフレッシュさせながら、ファドらしい古風な部分を深めているのがすばらしい。 …
続きを読むファドの女王、アマリア・ロドリゲスの主要なオリジナル・アルバムを年代順に復刻する注目すべきプロジェクト進行中です。本作は1966年にEP3枚で発表され67年にLPにまとめられた音源を収録しています。実験作にして意欲作だった62年の『ブスト』で新しい時代を迎えたアマリアですが、ここではその路線もすっかり肉体化~驚くほど成熟した歌声に昇華させています。かつて録音 …
続きを読む「ファドの女王」アマリア・ロドリゲスの主要なオリジナル・アルバムを年代順に復刻する注目すべきプロジェクト。本作は1968年に何枚かのEPでリリースされた12曲を集めて69年にLP化された大ヒット作です。冒頭に収録されたタイトル曲はポルトガルだけでなく、ヨーロッパ中でヒット。カヴァー・ヴァージョンもたくさん作られました。それに加えディープなファドや、ポルトガル …
続きを読む〈ファドの女王〉アマリアの隠れたトレイド・マークになっていたのがスペイン語のナンバー~1945年の初録音からスペイン語曲をとりあげ、一徹なファド通たちからは批判を浴びながらも、ことあるごとにレパートリーに加えて来たという経緯があります。本作はそんなアマリアが残したスペイン語歌曲を集めたユニークな編集CD。初期に得意としたポップなフラメンコから、メキシコ歌謡黄 …
続きを読む〈ファドの女王〉アマリア・ロドリゲスが祖国ポルトガル以外でもっとも長い期間を滞在し、はじめての録音まで残した思い出の場所がブラジルのリオ・デ・ジャネイロでした。そんな彼女にとって第2の故郷とも言える土地で1972年に録音されたライヴ音源が本盤~アマリアは代表曲とともにブラジルで親しまれたナンバーも熱唱。聴衆は手拍子と割れんばかりの拍手、さらには大合唱でそれに …
続きを読む1980年、60代に達した〈女王〉アマリア・ロドリゲスがいまだ創作意欲を失ってないことを世界中のファンに知らしめたのがこのアルバムでした。アマリアはここですべての歌詞を自作し、シンガー・ソングライターとしての側面を披露~自身のファド哲学や死、そして愛を主題にした歌詞を、ドラマティックな、また軽やかな旋律にのせて、円熟した歌声で聴かせてくれました。全10曲中7 …
続きを読む〈ファドの女王〉アマリア・ロドリゲスのもっとも初期の時代に多くの作品を提供したのが、名作曲家フレデリコ・ヴァレーリオ(1913~1982)~彼の作品は、それまでのシンプルな伝統ファドから脱却し、より音楽的に豊かな旋律のファドを創出。当初、批判を受けながらもアマリアと二人三脚で新しい時代のファドを築きました。本作はそんなヴァレーリオが亡くなった1982年にリリ …
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