革命前1950年代から、コンボ・クラスのバンドで、小気味よく歯切れのよいアフロ・キューバンやボレロを聞かせていたギタリストでバンド・リーダーのセネン・スアレス。本作は、1956~57年の彼の最初期録音(SP盤で発売されたもの)に新たに数曲新録を足して59年にLP発売されたパナルト・レーベルのアルバム『トゥンバオ・アカラメラオ』(LP-2013)から2曲を減じたリイシューです(*12トラックありますが、LPでは1トラックにまとめれていたものが分割して収められていて、LPのB1とB5が未収録となっています)。
コンガからアフロ・キューバン、ボレロやグアラーチャ、ソン・モントゥーノなどの有名曲をシャープかつコクのあるリズムで演奏していきますが、どれもスカっとした清涼感があり、他のアーティストとは一線を画した魅力があります。この時期の録音は、歌手に、彼自身の他、ライート、オルランド・バジェホ、パウリーナ・アルバレスなど一線級のヴォーカリストが参加していたようで、セネン・スアレスの実力の高さを証明しています。
盤起こしと思われますが、音質はまずまず良好かと思います。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色盤が封入されています。(サプライヤーインフォより)
01. Yenyeré Cumá / Mirala Que Linda Viene / Traigo Un Tumbao
02. Ritmo De La Habana
03. Eres Sensacional
04. Malanga Murió
05. Un Dos Y Tres
06. Tumbao Acaramelao
07. Virgén De Regla
08. Ahora Que Te Pasa
09. Consuélate
10. Amor Y Más Amor
11. Panamá / Negro Ñanñamboro
12. A Toda Cuba Le Gusta