コンフント・クラベ・イ・グアグアンコーやタタ・グイネス&アンガーの「パサポルテ」などアフロ系名作を制作してきたディレクター、ロドルフォ・チャコンが、ハバナのルンバの名手を集めて結成したルンベーロス・デ・クーバ。そのアフロ系パーカッション・アンサンブルのグルーヴ感と都市民俗音楽としての歌心を絶妙なバランスで聞かせてきた彼らのスタジオ第3作目が、発売となりました。前作との間には、DVDの発売もありましたが、スタジオ録音としては、実に6年ぶりとなります。これまでに培われ蓄積されてきたグループとしてのまとまりは、さらに深化したアンサンブルを見せています。自作を中心に、イグナシオ・ピニェイロやアルベルト・サヤスといったソンやルンバのオリジナイターたちの有名曲も取り上げているのもファンには嬉しいところです。