ロベルタ・サー2012年作です。ヴァラエティに富む多彩な曲想が、ロベルタの歌声につながれて、まったく違和感なく自然に並びます。~サンバあり、カンソンあり、北東部リズムあり、MPBあり、ショーロもガフィエーラもあり、フォーキーもロックもエレクトロもあり、アフリカもウルグアイもあります…etc etc ということで、~ルビーノ・ジャコビーナ / ウィルソン・モレイラ / ジョアン・カヴァルカンチら、各界の玄人たちの曲をカヴァー、ゲストには夫君ペドロ・ルイスのパレージ / ホルヘ・ドレクスレル / コラ奏者バラケ・シソコ / チェロのヴァンサン・セガール、そしてアレンジでマリオ・アジネーも参加 /プロデュースはロドリゴ・カンペーロ ~という豪華な布陣。….そして爽やかで柔らかで、サウダージもメランコリーも備えていながら、決して湿っぽくならず、芯があり、リズミカルに陽気に振る舞いながらも、決して浮薄にならず、凛としたところがいつも聞こえるロベルタの歌。やっぱりロベルタ・サーはイイ歌い手ですねえ(でも、ちょっと変なジャケですな)!