キューバでモントゥーノ(コール・アンド・リスポンス)といえばこの人といわれる、ピオ・レイバ。ベニー・モレー、ベボ・バルデースからノロ・モラレス、ビジョス・カラカス・ボーイズ、コンパイ・セグンド、エストレージョス・デ・アレイートなどなどとの共演でも知られ、常に第一線で活躍してきたソネーロです。映画ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブでもフィーチャーされていましたし、来日もしてくれましたので、日本でもお馴染みでしょうか。
本作は、1960年にマイペからリリースされたアルバム『オジェ・コモ・スエナ』を、曲順はシャッフルされていますが、全曲収めるリイシューです。ここでのバックはベボ・バルデースのオルケスタのようで、サックス陣が活躍するダンサブルなフル・バンドの伴奏を得て、得意のモントゥーノやグアラーチャを豪快に歌い飛ばしています。ベニー・モレー&ペレス・プラード楽団などの録音で知られるグアラーチャ名曲「アナバコア」や、メキシコ名曲「アディオス・マリキータ・リンダ」がカリビアン仕立てで取り上げられていたりもします。
晩年のピオ・レイバは、声がつぶれてしまっていましたが、この頃は声に色艶があり、晩年の彼しか知らない人は驚くのではないでしょうか。
盤起こし?思われ、若干の音擦れ等ございます。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色盤が封入されています。(サプライヤーインフォより)
1. Oye Como Suena (Son Montuno) – Pio Leyva
2. Anabacoa (Guaracha) – Traditional
3. El Pirimpimpin (Guaracha) – J. Perez
4. Dime Adios Carmelina (Son Montuno) – Traditional
5. Te Lo Juro (Bolero Son) – Cuen, Robles
6. Adios Mariquita Linda y el Cafetal – A. Dominguez
7. Mis Tres Mujeres (Montuno Cha) – Traditional
8. Carinoso Si, Mentiroso No (Son Montuno) – Traditional
9. Pobre Nicolas (Guaracha) – J. Quesada
10. Chachaguere (Son Montuno) – S. Ramos
11. Como Mango (Son Montuno) – Traditional
12. El Pio Mentiroso (Montuno) – Traditional
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