今や、アンゴラを代表するディーヴァとなりつつあるペロラ、堂々の4作目となる2022年12月末のアルバムが、再入荷しましたよ(ま、ディーヴァって何だよ?と、ちょっと意味不明ですが…慣用句ということで)!いかにもアンゴラのクリオウロらしい、センバ由来の歌謡性が、フレンチ・クレオールが生み出したズーク由来のキゾンバ系ビートにおいて(というかこの場合、幾つかの曲でズーク・ラヴそのまんまと言ってもイイかも?)、十二分に発揮された作!ここのところ音沙汰ナシですが、個人的には、”ズーク永遠の恋人”と呼ばれたタニア・サンヴァルあたりに匹敵する存在感を感じてしまいますよ(よりアフロ経由 R&B 寄りの歌いまわし、を感じさせもしますが…)。既に、この3月から半年のあいだに、アンゴラ、モザンビーク、そしてポルトガルで 26 回のショーが決まっているそうですから、スゴイですね。観に行きたいですねえ〜この春夏(絶対に行けませんが…)。
アンゴラの首都ルアンダで生まれ、8歳の頃から歌いはじめ、近所で人気者だったそうです。けれど、両親の都合でナミビアに移住(1997)、そこでも地元のダンスグループの一員となり、いつも歌ったり踊ったり、あるいは、教会のゴスペル・グループにも加わり、コンペティションで幾つか賞も受けたそう。で、その後、大学へ進学するため南アフリカへ、そこで、03 年にコカ・コーラ主催の音楽コンテストに応募したところ、健闘むなしく外国人であるため選外となってしまったそうで、そんなこともあって、アンゴラへ帰国し、04 年に “OS Meus Sentimentos” という作品を発表>★〜お聴きの通り、いかにも南ア帰り?かなりR&B寄りのアルバムでした。続く09 年の”Cara E Coroa”>★(これがファーストかと思っていましたが…)を経て、ズーク系キゾンバ・マナーへと路線変更した 15 年の3作目 “MAIS DE MIM” >★ を発表。その後、当店でも話題になった 19 年のオムニバス “PUNIDOR” >★ のシングル・トラックのヒットから、更に幾つかのシングルをヒットさせた後、本アルバムに辿り着いたわけで、一朝一夕のものではない十二分に熟成された境地が此処に、ということにもなるでしょう。
1 Fénix
2 Para Ser Feliz
3 Sincera
4 Goddess
5 Última Chamada
6 Melhor Desta Vida
7 Voltei a Respirar
8 Teu Jeito de Amar
9 Garante-Me
10 Que Homem És Tu?
11 Fumo
12 Não Vai Lá (feat. Cubita)
13 Pra Kuiar Mais (feat. Fiokee Guitars)
14 Moras Em Mim
15 Você
16 Não Custa Nada