★オマーラ・ポルトゥオンド/グラシアス
78歳オマーラの4年ぶりの自己名義スタジオ録音最新作は、自らの原点に還り、20世紀半ばに興ったフィーリンから、そしてヌエバ・トローバへと至るキューバ・モダン歌謡を歌い綴った充実作!シコ・ブアルキ、ホルヘ・ドレクスレル、リチャード・ボナという才人達をゲストに、ボサノーヴァに先行して歌謡音楽の革新を謳ったキューバ・ヴォーカル・ミュージックの奥行きをとくと楽しませてくれるアルバムとなりました!これは、素晴らしい来日記念盤ですね。
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』への参加でやっと世界でも知られるようになったキューバ最高の女性歌手オマーラ・ポルトゥオンド。そんな彼女がレーベルを移籍して、『愛の花』以来4年ぶりの新作を発表してくれた。昨年のマリア・ベターニアとの共演以来すっかりブラジル音楽との繋がりを深めたオマーラは、ここでも1曲でシコ・ブアルキと共演。さらに伴奏も随所にボサ・ノーヴァっぽい要素を加えた軽やかなサウンドで、オマーラも今年78歳になるとは思えないほど若々しい歌声を楽しませる。軽やかでしっとり。そんな新境地に達したオマーラの意欲を讃えたい。(メーカーインフォより)日本語解説&帯付