トーマス・マプフーモと並ぶジンバブウェのスター、オリヴァー・ムトゥクジのベストBEST CDです。マプフーモがチムレンガの創始者なら、ムトゥクジは“トゥク”の創始者、互いに譲らずジンバブウェのポップ・シーンを牽引して来た風格というものを感じさせる、聴き応えある選曲となりました。前半、近年のクリップ集では、トレード・マークになっているアフリカン・ギターの弾き語りスタイルに、ソウルフルかつショナの伝統も感じさせるヴォーカル、そして南アのンバカンガにも通じるグルーヴが、たっぷり楽しめます。また、後半には１９７０年代半ばにスタートした自らのグループ、ブラック・スピリッツの８０年代にかけてのレアー音源（ライヴ含む）が並んで、もしかしたら、こちらが目玉ですねえ！きっちりとハチロク・ビートだった頃のバンドの前傾姿勢ノリ、あるいはマハラティーニにも比せられそうなムトゥクジのパワフル・ヴォーカル、うなり節！ことに最初期の映像と思われる”Ndakakuberka” のカッコイイこと～！これ１曲でも価値あるベストです（ＤＶＤも出ていたんですが、当然売り切れ…）。

1 Zvauva Sei? 5:15
2 Isizato 4:59
3 Kundenderedzana 5:15
4 Chido Chenyu Here 6:01
5 Mutavara 5:20
6 Dai Ndine Mukoma 6:44
7 Kuzabonakala 6:25
8 Afrika
9 Neria
10 Hear Me Lord
11 Pss Pss Hallo
12 Street Kid
13 Shungu Dzaamai
14 Ndakakubereka
15 Nyanga Yenzou