今年のNYラテンもので一番スリリングなアルバムはこちら!? ハバナを飛び越えNYからダイレクトにヨルバへ回帰? カッコイイですねえ、実に!
ジェイコブ・プラッセ(ロス・アチェーロスのリーダー的存在、最近は、キューバに乗り込み>オルケスタ・アコカンをプロデュース、つくづく面白い男です)の制作で、ブロンクス及びブルックリンのサンテリア・シーンの人脈と作り上げたサンテリア系ミクスチュアー・アルバム!〜通常、サンテリアといえば、バタ・ドラムを中心に打楽器とヴィウス&コーラスのみで行われるものですが、金管や木管、ギター&ベース、ストリングス等を加えることで、基本、サンテリアでありながらも、これまでのキューバ及びNY、プエルトリコには聞こえなかったラテン系混血音楽のあり方を創出(昔のオチョやコルティーホ、エディ・パリミエリ、あるいはアメリカン・クラーベなんかもヒントにしてるとは思われますが)。ヨルバの神々がNYで新たな意匠において息を吹き返したような? 実に面白いアフロ・ラテン・ミクスチュアーの試みとなりました!