NINO RIVERA Y SU CONJBAND

偉大なトレス奏者であり、アレンジャーとしても多くの業績を残したニーニョ・リベーラが1958年にパナルト・レーベルに残したアルバムのストレート・リイシューです。なぜか、曲順が変わってるし、ジャケも味気ないものになっていますが…(このCDのリリース元、スペインのヴィンテージ・ミュージック、ちょっとクセのある制作姿勢です)。
ともあれ、ニーニョ・リベーラの最高作、でもってオリジナルLPはかなりレアーなので、これはキューバ音楽ファンなら嬉しいCDですね!個人的にはアルセニオ・ロドリゲスの重要側面、そのボレーロ&モントゥーノにおけるモダンな感覚を最も良く受け継ぎ発展させた重要人物だったと考えています。>こちらでも紹介されていたアルバムです(陳謝)!また、フェジョーベやホセ・アントニオと若き日に交友したニーニョ・リベーラは、フィーリン・ムーブメントの重要なキイパーソンとしても有名ですが、ここでもボレロの他、ミディアム、アップ・テンポすべての曲において、フィーリンらしいコード感~アレンジを聞かせながら、ひと味違うサリ気ないモダンな感覚においてアルバム全体を仕上げています。この作の後、1980年代の名盤『ヌエボ・ソン』まで自身名義のアルバムは発表していませんが、その『ヌエボ・ソン』のモダーンさに繋がるサウンドはここでも既に完成されたものとして聞くことができるでしょう。以前の UNIKO 盤よりもやや音質良し!


△全曲聴けますけど(こちらは原盤の曲順です)…

1. EN MONTE ADENTRO
2. NO TENGO ESPINA,NI FLORES
3. NO MENDIGARE
4. MONTUNO ALEGRE
5. ERES DIFERENTE
6. MADEJAS DE ENSUENO
7. CHERIVON
8. JAMAICUBA
9. TU FRACASO Y EL MIO
10. FIESTA EN EL CIELO
11. ERES MI FELICIDAD
12. LEVANTESE TODOS

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