ムッスーTのタトゥーが弟分のように可愛がっているというモンペリエのオクシタン・レゲエバンド、モーレスカの5枚めのアルバムです(南仏モンペリエはマルセイユとトゥールーズを直線で結んだら、ちょうどその真ん中あたりにある海沿いの街)。「リオタ」とは英語の riot と同じ、つまり暴動(スライ!)。強烈に戦闘的なメッセージ、レゲエ / ラガ / ノワール・デジール風ロック / ポリフォニー・バレティなどの地中海ミクスチャーですが、マッシリア・サウンド・システムをより若々しくしたような、やや鋭角的なラガ姿勢が聞き所(オクシタンらしいトボケた味わいも往々にして在り)。ともあれ、やぱりライヴバンドっぽい雰囲気がプンプン、いかにもタトゥーのお気に入りという感じの男臭い雰囲気もキッチリ伝わります!カッコイイじゃないですか。オススメしましょう。なお本作、ローラン・キャヴァリエ(Bartas)、マニュ・テロン (LCDLP) も参加しています !