LOBI TRAORE / BWATI KONO, raw electric blues from bamako

★ロビ・トラオレ / ブワティ・コノ
いや~、カッコイイです!が、これがラスト・スタジオ・アルバムになってしまいました…。
1962年マリ/ニジェール川流域のセグーの生まれ、父も祖父も音楽家だったということです。いわゆるバンバラ系(マンデ語群に属すバンバラ語を話し、マリ国内多数派の人口を擁します)のマリアン・ブルース・ギター&ヴォーカリストとして、既にこの新作で9作目の欧米向けアルバムをリリースしているヴェテラン、ということになりますが、同じくバンバラ系ブルースのアリ・ファルカ・トゥーレを弾き語りブルースとするなら、このロビ・トラオレは、もうシカゴ・スタイルのギンギンのバンド・ブルース、しかも、独特なファズやエフェクターを使いこなし、多彩な音色のギター・プレイを楽しませてくれます。加えて、ジェンベ&バラフォン(木琴)も聞こえるその生のバンド・サウンド、サハラ砂漠からバンバラ系まで広がるアフリカン・ブルース・ファンには堪らないコンビネーションかと思います。07/08年のバマコ現地録音ということですが、05年UK / HONEST JONS リリースの人気CD “The Lobi Traore roup” をガッチリ上回る出来上がりかと思います(音質もOK)。その自然で飾らない、しかも乾いた諦観?のようなものを感じさせる、いかにもバンバラっぽいブルージーな歌い口も、変わらずOKです。しかもKSKレーベル・マナーと言いましょうか、まさに “RAW” 、現地直送の生々しさも嬉しい一枚です!

1. Makono [Wait]
2. Banan Ni
3. Saya [Death]
4. Jama [Public]
5. Mali Ba
6. Da Yoro
7. Bi Donga Fa Ko
8. Maya Gasi Ka Bon
9. Ya Time
10. [Untitled]
11. [Untitled]
12. [Untitled]

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